ハッチンソンフュージョン3の後継モデル「フュージョン5」

ロードバイクタイヤのモデルチェンジが発表される2015年末、例にもれず有名タイヤメーカーのHUTCHINSON(ハッチンソン)も名作フュージョン3からのモデルチェンジ「ハッチンソン フュージョン5」が発表されました。2016年初頭にも店頭に並ぶフュージョン3の後継モデルとなるフュージョン5ですが、相変わらず色々種類があり、ラインナップが分かりにくいので、フュージョン5のラインナップと特徴とおすすめポイントを見ていきましょう。

スポンサーリンク

フュージョン3とフュージョン5の違いとラインナップ

旧モデルのフュージョン3の特徴は

ロードバイク初心者、ホビーライダーからレーサーまで人気のあるハッチンソンの旧モデルであるフュージョン3にはクリンチャーとチューブレスモ、チューブラーデルがあり、クリンチャーとチューブレスモデルそれぞれ天候やレースシーンに合わせたバージョンが存在するのが特徴的でした。特にクリンチャータイプ代表的なのは次のラインナップでした。

では新フュージョン5は・・・

今回、新モデルであるハッチンソンフュージョン5はクリンチャー、チューブレス、チューブラーの3タイプがあります。その中でもクリンチャー、チューブラーはレースシーンによって3つのバージョンが存在します。(チューブラーは1種類のみ)

ギャラクティック

出典:http://www.hutchinsontires.com/

→フュージョン5のレース向けモデル。英語表記は「GALACTIK」。HDF>5.1という最も運動性能に優れたコンパウンドが採用されている。コンパウンドの厚さは約0.8mmらしい。フュージョン3を凌ぐ転がり、軽量化を果たした模様。レース向けだが、トレッド下部に軽量な補強材が採用されており、少々の対パンク性能はある。

パフォーマンス ケブラープロテック

出典:http://www.hutchinsontires.com/

→フュージョン5のバランス型モデル。英語表記「PERF-KEVLAR PRO TECH」。HDF>5.2という上記のギャラクテックとは微妙に違うコンパウンドが採用されており、少し厚めの1.2mm。ギャラクティックとの性能差は主に耐パンク性能を向上させた点。その重量は少し重くなるが、よりオールランドなモデルになった。前が長いので以下「パフォーマンス」と表記します。

オールシーズン

出典:http://www.hutchinsontires.com/

→フュージョン5のオールシーズンモデル。英語表記「ALL SEASON」。雨の中や低気温の中でも問題なく使用できるよう主にグリップ力向上が図られている。「HDF>5.3」というコンパウンドが採用され、最も厚い。

フュージョン5の全19ラインナップ一覧まとめ

各タイヤ種別ごとに3タイプのラインナップをまとめます。今の所、カラータイヤも含めると全19ラインナップとなります。・・・多い。。。
公式ページの表記も何が何だか分かりにくいので、タイヤ種別ごとにまとめました。各サイズと重量の参考に。なお各サイズの重量はカタログ重量です。+-7%までの誤差が発生するようです。

クリンチャー

【フュージョン5 ギャラクティック】
カラー:ブラックのみ
サイズ:23C(重量190g)、25C(重量205g)
ケーシング:ナイロン(127TPI)

【フュージョン5 パフォーマンス】
カラー:ブラック、レッド、グレー
※サイズ28Cはブラックのみ
サイズ:23c(重量200g)、25C(215g)、28C(220g)
ケーシング:ナイロン(127TPI)

【フュージョン5 オールシーズン】
カラー:ブラックのみ
サイズ:23c(重量210g)、25C(225g)、28C(230g)
ケーシング:ナイロン(127TPI)

チューブレス

【フュージョン5 ギャラクティック
カラー:ブラックのみ
サイズ:23C(重量240g)、25C(重量250g)
ケーシング:ナイロン(127TPI)

【フュージョン5 パフォーマンス】
カラー:ブラックのみ
サイズ:23c(重量285g)、25C(295g)
※チューブレスはサイズ28Cなし
ケーシング:ナイロン(127TPI)

【フュージョン5 オールシーズン】
カラー:ブラックのみ
サイズ:23c(重量295g)、25C(315g)
※チューブレスはサイズ28Cなし
ケーシング:ナイロン(127TPI)

チューブラー

【フュージョン5】(1バージョンのみ)
カラー:ブラックのみ
サイズ:25C(255g)
ケーシング:ナイロン(127TPI)

フュージョン5のケーシングとTPI表記について

今回のフュージョン5に使用されているケーシングは全て127TPIという表記となっていますが、これが1層分のTPIなのか、全層分のTPIなのかちょっと未確認です。
通常、ロードバイクのタイヤは3層構造となっているため、その場合は127TPIケーシング×3となるかと思います。よって合計381 TPIの高TPIです。
ただ結構硬かったので、もしかしたら全て合計しても127TPIなのかも・・・?ちょっとこれは後日確認します。→そもそもTPIって何ぞ?という方はコチラの解説ページを参照

相変わらずケーシング表記は各メーカーでバラバラですね。いい加減統一してほしいものです。ミシュランPro4がV2へバージョンアップした際のTPI表記にも同様の事が言えますが・・・。

参考記事:ミシュランPro4がV2へとマイナーチェンジ

スポンサーリンク

ハッチンソンフュージョン5のインプレ・レビュー

フュージョン3Xライトからフュージョン5ギャラティックへ乗り換えた方の印象を聞くと、やはり基本的な性能は上がっているように感じられるとのこと。特におすすめはフュージョン5ギャラクティックのほう。転がり抵抗の低さと軽さには評価するものがります。意外と路面に張り付くような感覚があり、荒地でも跳ねは少ないが好みは分かれるかもしれません。全体的にクッション性と転がりの良さは特記性能ですね。レースやヒルクライム志向の方は確実にギャラクティックを選んだほうがよいでしょう。

逆にロングライドや公道をメインとする方にはよりグリップ力と安定感があるケブラープロテックがおすすめできるでしょう。

正直「オールシーズン」の使い道は良く分かりません。そこまで需要あるかな・・・?

ハッチンソンフュージョン5を安く購入できるのは・・・

こちらも海外メーカーのため、海外通販のWiggleでの購入が最も安く手に入るでしょう。

Amazon楽天でも手に入る事は手に入りますが、おそらく20%以上価格が違います。ただし、ラインナップやお手軽さではやはり国内のAmazon楽天の方が便利ですね。。。
何かのパーツと併せて買うのであればWiggleで購入という使い分けをしたほうがいいかもしれません。

→Amazonでの現在価格チェックはコチラ
→楽天での価格チェックはコチラ
→Wiggleでの価格チェックはコチラ

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

タイトルとURLをコピーしました