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ホイールのワイドリム化の効果・メリット・デメリットとは?

コチラのシャマルウルトラのワイドリム化記事やゾンダのワイドリム化の記事に書いたように、ここ数年各ロードバイクのホイールメーカーはこぞってワイドリム化を図ってきました。

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そもそもワイドリム化とは何でしょう?そしてワイドリム化のメリット・デメリットは?

「もう知ってるよ!」という方も多いかもしれませんが、特にロードバイク初心者の方向けに図解を交えながら説明していこうと思います。

そもそもワイドリムとは?

これまでのホイールはリムの内径が15C(15mm)というのが主流でした。それに対してワイドリム化されたホイールはリムの内径が2mm幅広の17C(17mm)となっています。一般的に現在は17Cのリム幅を持つホイールをワイドリムホイールと呼んでいます。

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なぜワイドリム化が必要なのか?

ワイドリム化が必要な理由はロードバイクのタイヤのサイズに起因しています。

近年、これまで主流だったタイヤサイズ23Cから2mm広い25Cタイヤが主流となってきました。25Cにすることでより安定したグリップ力を得ることと、転がり抵抗の削減が可能とされているからです。

→23Cタイヤと25Cタイヤのメリットや違い詳細はコチラの記事を参照

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しかしながら、これまでの15Cのリムに25Cのタイヤを装着すると、様々なデメリットが発生し、あまり25Cタイヤのメリットを生かすことができませんでした。

リム幅15Cに25C以上のタイヤを履かせるデメリット

ではリム幅15Cに25Cタイヤを装着するとどのようなデメリットが発生するのでしょうか?

空気抵抗が増加する

15cのリムに25cのタイヤをはめた場合、リムよりもタイヤの外側が膨らみ出てしまうために、前方から受ける空気抵抗が大きくなってしまいます。

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タイヤの変形が大きくなる

リム幅よりタイヤ幅の方が幅が広いため、リムにはめると横からタイヤを押す力がより強くなり、縦長の楕円形状に変形してしまいます。

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これにより、走行時のタイヤの変形が大きくなり、タイヤがつぶれたような状態になります。特にコーナーリングの時は顕著です。タイヤの変形が大きくなることで、より大きな熱が発生しエネルギーが熱となり放出され、エネルギーロスが生じます。
そして、タイヤがつぶれるように変形することで、せっかくの25Cタイヤのメリットであるグリップ力が低下してしまいます。

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これまでの15Cリムに25Cタイヤを装着した際に生まれていたこれら「空気抵抗の増大」「タイヤの変形」という2つのデメリットを解消するために生まれたのがリム幅17Cのワイドリムホイールです。

17Cワイドリムに25Cタイヤを装着するメリット

では17Cワイドリムに25Cタイヤを装着する効果・メリット・デメリットを見ていきましょう。ただ、あくまでも理論上の話のため、体感とは異なる場合があります。

空気抵抗の削減

リム幅が2mm広くなったことで、25Cタイヤを装着してもタイヤがリムからはみ出ることがなくなりました。そのおかげで空気抵抗を減らすことができます。

タイヤの変形が少なくなる

25Cタイヤを装着した際に縦楕円に変形することなく装着することができます。そのため、走行時にもタイヤの変形が少なくなり、パワーロスやグリップ力の低下を防ぐことができます。

タイヤの安定性が向上

これもワイドリム化の効果の一つでしょう。タイヤを受け止めるリム幅が広くなることでタイヤのよじれも少なくなり、剛性も上がります。

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ワイドリム化のデメリット

増量は避けられない?

ワイドリム化すると当然リムの面積・体積が増えるためホイール重量が数十グラム重くなります。タイヤも23Cより25Cの方が重くなります。15Cリムに23Cタイヤを履かせた場合よりホイールとタイヤが合計で100gほど増量となります。空気抵抗の影響が少ないヒルクライムでは重量増のデメリットの方が大きいかもしれません。

また25Cタイヤを使わない場合は、15Cのホイールを使用した方がいいでしょう。

実際に使用した感覚はどうか?

ここまではワイドリム化の理論上の話です。あくまでもロジックは上記の通り。では実際の使用感はどうでしょう?
これはもはや個人の好みでもあります。

私も一時期ワイドリムホイールに25Cタイヤを装着して走っていた事がありますが、「確かに安定感とグリップ力はあるが、それよりもとにかく重たい」が率直な感想でした。結果的にノーマルリムホイールと23Cタイヤに戻しています。

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23Cと25Cの転がり抵抗については、タイヤサイズそのものより空気圧の影響によるところが大きいという事はコチラの記事でも書きました。

グリップ力と安定性は確かに25Cに分があると思います。これは私も確かに感じたことです。理論的にも実感的にも納得できます。ただ、23Cでも25Cでも理論上は同様の転がり抵抗になるはずだった空気圧に設定した場合でも、私にとって25C独特の漕ぎ出しの重さと走行時の重さは、私には合わなかったというのが結論です。

後は「どこを走るか」によるかと思います。正直、バッチリ整備された日本のアスファルトを周回するようなクリテリウムレースでは25Cタイヤとワイドリムのグリップ力と安定性の恩恵を受けることは少ないのではないか?と個人的には思ってしまいます。

と、いうことで私の個人的な好みは未だに23Cタイヤとノーマルリムです。

完全に業界の主流となりつつあるワイドリム化

ただ、ロードバイク界の大きな流れには抗うことはできません。確実にどのメーカーでも25Cタイヤとワイドリム化ホイールは主流となりつつあります。

私の好きなシャマルウルトラも2016年3月に「シャマルウルトラC17」として25Cタイヤ最適化ホイールとしてモデルチェンジされたくらいです。。。ノーマルリムのシャマルもモデルチェンジして出してほしいなぁ。。。

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その他、フルクラムや各ホイールメーカー、FLOホイールや海外通販サイトチェーンリアクションサイクル(CRC)のオリジナルブランドであるPrimeホイールもこぞってワイドリム化です。

ワイドリム化やギアのフロントシングル化等、ロードバイクも時を経るごとに主流がどんどん変わりつつあります。これからの動向が楽しみです。まぁ・・・少なくとも私はしばらくこれまで通り23Cタイヤ派でいく予定です。

ワイドリムホイール参考商品

カンパニョーロ
シャマルウルトラC17
ゾンダC17

フルクラム
レーシングゼロLG(C17)
レーシングクアトロLG(C17)

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