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ロードバイクヘルメットの空気抵抗とおすすめエアロヘルメット

ロードバイクのヘルメットは今や確実に丸形ヘルメットまたはキノコ型が主流になりつつあります。(と予想しています)。数年前からプロのロード選手のヘルメットデザインにおいてもシャープな流線形流線形ヘルメットから丸形ヘルメットに変化しつつあります。

現在国内のホビーレーサー主流のシャープな流線形ヘルメット↓こんなやつ↓

helmet02 race

国内のロードレースではこのタイプを装着している方がやはり多いですね。

そしてこちらが空気抵抗削減を目的とした丸型ヘルメット↓こんなやつ↓

helmet01

出典:https://www.wiggle.jp

タイムトライアル用のエアロヘルメットとはまた違う、どちらかというと競輪用のドカヘルに近い形に注目があつまりつつあります。

ではその傾向を今のロードバイクヘルメット業界の動きと空気抵抗の観点から見てみましょう。

空気抵抗の少ないヘルメットは?

時速35kmでロードバイクを漕いでいる時の空気抵抗の70%はライダー自身の空気抵抗という話は有名です。その空気抵抗を少しでも削減するためには、フォームであったり、シューズカバーであったり、なるべく空気の流れを乱さないライダー自身を創り出す必要があります。ライダー自身の空気抵抗削減効果はフレームやホイールのエアロ化以上に効果が期待できるものです。

その中でもヘルメットによる空気抵抗も当然無視できません。

風の角度による空力性能差

次の一覧は時速約32km/h(20mph)で受ける空気抵抗による抗力(drag)(g)を表します。

基本的に抗力(g)が少ないほど空力性能が高いです。

※ヨーカク・・・風の迎角のことです。つまり自転車の進行方向と受ける風の方向がどの程度ずれているかを表します。

spin

※この資料は「bikeradar」に掲載されていた第三者機関による風洞実験結果を基にしています。(原文はコチラ)

①ヨーカク0度の場合

順位 ヘルメット 抗力(drag)
1 Specialized S-Works Evade 710g
2 Bell Star Pro - vents closed 714g
2 Kask Protone 714g
4 Bontrager Ballista 717g
5 Garneau Course 724g
6 POC Octal Aero 730g
6 Giant Rivet 730g
8 Giro Air Attack 734g
9 Giro Synthe 739g

②ヨーカク10度の場合

順位 ヘルメット 抗力(drag)
1 Bell Star Pro - vents closed 719g
2 Bontrager Ballista 731g
2 POC Octal Aero 731g
4 Specialized S-Works Evade 733g
5 Garneau Course 736g
6 Giant Rivet 739g
7 Kask Protone 740g
8 Giro Air Attack 747g
9 Giro Synthe 752g

③ヨーカク0度、5度、10度、15度の平均の場合

順位 ヘルメット 抗力(drag)
1 Bell Star Pro - vents closed 732.5g
2 Bontrager Ballista 738.75g
2 POC Octal Aero 740g
4 Specialized S-Works Evade 740.75g
5 Garneau Course 746.25g
6 Kask Protone 747g
7 Giant Rivet 752g
8 Giro Air Attack 755.25g
9 Giro Synthe 755.25g

やはりどの角度でもどちらかというと丸形のヘルメットが優秀な結果となっています。

屋外で走行する場合は風の角度が一定なんてことは有り得ないので、最も重要な結果は③のヨーカク0度、5度、10度、15度の平均の場合です。BIKERADERの実験では、単純な空力性能で比較した場合、ベル スタープロ が1位でした。

実験の動画はコチラ

ヘルメットの下は熱がこもる

通気口(ベンチ穴)が少なく、エアロダイナミクスに優れたヘルメットが得る代償はやはりヘルメット内の熱です。

例えば上で紹介した実験動画でもベルのスタープロはプラスチック帽子のようで通気性に難があることを指摘されています。ジロのエアーアタックも暑いというレビューが多くあります。 この実験はアメリカで行われたこともあり、日本とはまた違った環境にあります。高温多湿の日本においては通気性を優先的に選ぶメリットも多いでしょう。 個人的にバランスがよいと思うのは次の3つです。

  • ボントレガー・バリスタ
    →トレック所属のカンチェラーラ選手や別府史之選手も使用している。海外サイトでは人気No1に輝いたヘルメット
  • カスク・プロトーン
    →チームスカイが協力して開発されたヘルメット
  • スペシャライズド・イヴェード
    →あのサガン選手も愛用

TT用のエアロヘルメットは?

後頭部がシュッとしたいかにもなエアロヘルメットは、TTにおいても最近あまり流行ではないようです。

helmet08

このタイプのヘルメットは角度によって、下を向いたり、横風が吹いたりすると逆に一空気抵抗となるからです。また空気の通り道が少ないため、熱が非常にこもりやすくなり、常用にとても耐えられません。今回は屋外での通常使用を想定しているので、このタイプのヘルメットは除外しています。

風が吹かない屋内でのトラックレースやタイムトライアルでは有効ですよ。

国産ヘルメットにも丸形の波が・・・

ボントレガー、スペシャライズド、カスクなど、海外メーカーに続き、日本のメーカーも2016年あたりから丸形ヘルメットに本格的に力を入れてきました。

恐らく日本国内で最も着用者が多いであろう国産ヘルメット「OGKカブト」です。

OGKカブトと言えば、比較的お手頃価格で流線形のカッコいいロードヘルメットが購入できるとで多くのホビーライダーに人気がありました。これまでのOGKカブトのフラッグシップモデルは「Zenard(ゼナード) 」シリーズ。流線形がかっちょいいロードヘルメットです。
こんなやつね↓

helmet03

そんなOGKカブトが2016年のサイクルモードで出典していた新ヘルメットのコンセプトモデルがコチラでした。

AERO-R1

helmet04 helmet05 helmet06

おお、エアロっぽくなってきてる・・・。

最も大きな変化はベンチ穴の位置と数、そして後頭部の形状でしょう。より丸っぽく、流線形を排除した形に近づいています。このAERO-R1はOGKカブトが独自に実験を重ね、エアロダイナミクスと快適性を追求したショートエアロヘルメットです。(2017年春発売予定)

ここにきてOGKカブトのフラッグシップモデルに変化がありそうです。
国内のシェアが高いOGKカブトなだけに、このタイプが店舗に多く並ぶと国内ロードレースのヘルメット事情もどんどん変わってくるかもしれませんね。

今後のロードバイクヘルメットの動向に注目していきたいです。

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