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Bora Ultra 50 クリンチャーインプレその2【実走編】

前回のBora Ultra 50 クリンチャーインプレその1【到着編】に続き、今回はカンパニョーロBora Ultra 50(ボーラウルトラ50)の実走編です。ホイール装着後、振れ取りを行い、軽く50km程走った際のインプレ(感想)を書いて参ります。

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メインで比較対象としているのは、これまで練習用に使っていたシャマルウルトラBora Oneです。

走った場所

2016/11/30
千葉県手賀沼周辺
天気:晴れのち曇り
風:東
風速:3.0~3.9m
気温:約11℃

装備

コンポは105やらアルテグラやらデュラやら色々混じっていますが以前インプレを行ったシャマルウルトラと同条件です。

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使用ホイール:Bora Ultra 50クリンチャー
タイヤ:ミシュランパワーコンペティション23C
チューブ:パマレーサーR'Air Comp(延長バルブ)

この日は風も丁度よく、向い風、追い風、横風をそれぞれ検証することができました。手賀沼は良く走るのですが、周りに遮るものがないので、風は比較的強く感じるほうです。

使用タイヤについて

Bora Ultra 50はワイドリム化され、25Cクリンチャーに最適化されている設計となっています。本来であれば25Cタイヤ使ってよとなるのでしょうが、私は個人的に23Cの方が好きなのと、以前と同じ条件でインプレしたかったので、今回はミシュランパワーコンペティションのタイヤサイズ23Cを使用しています。25Cにしたらまた印象変わると思うので、それは別の機会に。

参考記事:
ミシュランPOWER(パワー)コンペティション23Cのインプレ

チューブについて

ちなみに、ご存じの方も多いかと思いますが、カーボンリム採用のホイールにラテックスチューブを使ってはいけません。ブレーキによるリムの温度上昇がアルミリムの比ではないため、高温によってラテックスチューブがパンクするからです。

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なお、パナレーサーR'Airは一般的なブチルチューブとは少し違う扱いになりますが、Bora Ultraはじめカーボンリムホイールに使用しても問題ないとの事です。カーボンリム採用のホイールを使う時はブチルチューブかR'Airを使用しましょう。ディープリムの場合は延長バルブ対応のR'Air Compがおすすめ。

Bora Ultra 50クリンチャーの見た目

Bora Ultra 50(ボーラウルトラ50)を装着した私のロードはこんな感じになりました。

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以前のシャマルウルトラを装着した姿よりも明らかに戦闘力が上がった感じが凄い。素直にカッコいい。

↓同じ場所・アングルから取った写真↓
1枚目:シャマルウルトラ
2枚目:Bora Ultra 50

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やっぱ50mmディープリムになると迫力が変わりますな。存在感が凄い。見た目はかなり強く見えます。

乗ってる人は変わらないけど。

Bora Ultra 50平地での巡航は?

シャマルウルトラと比較すると、明らかにBora Ultraの方が良いのですが、まぁそんなのは当たり前か・・・。値段も3倍違うし。

ディープリム全般に言えることかもしれませんが、高速域でのスピードの伸びは良いです。特に時速35kmを越えた辺りから。めっちゃ楽ですし、伸びます。

あくまでも私の感覚的、体感的にですが、シャマルウルトラの時と「同じくらいのパワーかな?」で踏んでいても4~5kmくらいは明らかに速くなっている感があります。

時速32km出てると思っていたら35km
時速35km出てると思ったら39km
時速40km出てると思ったら44km・・・的な。

向い風

特に変化を感じるのは向い風です。この日は往路が向い風3~3.9m。実験にはちょうどいいくらいの向い風です。Bora Ultra含め、ディープリムの恩恵は向い風耐性に見られます。

「風を切り裂く」というと抽象的な表現ですが、まさにそう。

4m以上の風が吹くと時速30km以上出すのも辛かったりするときがありますが、平均的にみて出せる速度はシャマルウルトラよりBora Ultra 50のほうが時速4kmくらいは早い。どう考えても有能。

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追い風

追い風の場合は向い風程の恩恵は感じられませんが、それでもやっぱ早い。どう考えても今までより4kmくらいは速い。(と感じる)

横風

やはりどのインプレにもあるように、50mmのリムハイトだと多少は横風の影響は受けます。まぁ、思っていたほどではありませんが、高速域でいきなり横風がくるとちょっと怖いですね。フロントホイールの重量も軽いので、ハンドリングはしっかりと保っておく必要はありそう。

特記すべきは惰性での回転性能

Bora Ultra 50において、最も「おっ」と感じたのが、ペダルを回さず惰性で走っている時の回転性能です。これが凄い。めっちゃ回るし。

ホイールの重量自体はシャマルウルトラ(1464g)とBora Ultra 50(1435g)なので、めちゃくちゃ大きな差はありません。

リム重量は正確なデータがありませんが、調べたところBora Ultra 50クリンチャーのリム重量(片輪)は500g前後の模様。シャマルウルトラのフロントリム重量は397gです。シャマルのリアホイールのリムハイトはフロントより6mm高いので、リアはもう少し重く、420gくらいだそうです。

リム重量の差はシャマルと比べるとかなりBora Ultraクリンチャー50の方が重いです。

一般的にはリム重量が重い方が惰性モーメントは働き、ペダルを漕がない場合の速度は落ちにくくなると言われていますが、この差がどこまで惰性モーメントに影響を与えているかは正確には不明。

リムの重量分布だとか、回転エネルギーがどうのこうの言い出すとキリがないので、あまり言及できませんが、ディープリムの慣性による回転、エアロ効果、CULTベアリングなど複合的要素も相まってか、平地であればペダルを漕がずともなかなかスピードは落ちません。明らかにシャマルはじめ、これまで体感しホイールよりも惰性回転は優ると思う。

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フィーリング判断的な要素も多いですが、事実、実感として明らかに惰性での回転は素晴らしい。これはレースにおいて大きなアドバンテージです。

集団の中にいて足を休めたい時や、少しの下り坂などでは大きな効果を発揮します。多分7人くらいの集団で真ん中にいても、ほとんどペダルを回さずに付いていけるかと。

この惰性回転性能はシャマル以下ローハイトのホイールではなかなか得られないメリットです。いやー、楽ですわ。

Bora Ultra 50の剛性

所謂剛性についてはそれほど。むしろ「柔らかい」と感じます。

ペダルを踏んだ時のダイレクト感や、地面の接地感はシャマルウルトラの方がより体感できます。逆に言うと、振動の吸収性と滑らかさはBoar Ultra 50の方が優れています。

Bora Ultra 50の登り性能

ディープリムといえどBora Ultraは軽い方だと思います。

特に楽でも辛くもなく、「ディープリムだけど思っていたよりも軽くて登りは楽」という感想です。ただ、同じくらいのディープリムであれば、LightweightやCOSMICの方が登坂性能は上です。あちらのほうがリムが圧倒的に軽いからです。

まぁヒルクライムなどでの登り安さでいうとレーシングゼロカーボンとか、コリマのほうがスイスイ行くのは間違いない。あとは脚力と技術の問題。

Bora Ultra 50のブレーキング性能

Bora Ultraはカーボンリムなので、専用のカーボンブレーキシューを使用します。今回使用したのは、ホイールに付属していた専用の赤色ブレーキシューです。

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ブレーキング性能はどうしてもアルミリムと比較すると劣ります。

制動性はアルミホイールの方が確実に上でしょう。40km以上出た状態でカーブに突っ込む時は少し怖いかも。慣れの問題ではありますが。

雨天時のブレーキ性能はまだ試していませんが、付属の赤色ブレーキシューは、雨が止んで、リムが半乾き状態になっていると、急に止まったり、ジャックナイフ状態になったりすることがあるようなので、少し注意が必要なようです。

ブレーキ音はカーボンリムブレーキ特有の「ピューーーーーーー」という音が気持ちいいです。

Bora Oneとの違いは感じるか?

Bora Ultra 50は控えめに言っても最高のホイールです。

Boraを検討中の方が最も気になる点は、下位グレードのBora Oneとの性能差があるかどうかでしょう。

こちらにも記述しましたが、Bora OneとBora Ultraの違いはハブとベアリングです。

Bora One
ハブ:アルミハブ
ベアリング:USB

Bora Ultra
ハブ:カーボン
ベアリング:CULTベアリング

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CULTベアリングとUSBの性能差

結論からいうと「体感では分からない?」が正直な感想です。

理論的にはUSBよりもCULTの方がより高剛性で変形も少なく、グリスアップの必要もないため、回転性能には大きく寄与しているはずですが、ベアリングの内部抵抗の差はタイヤやその他の抵抗、乗り手の性能差に比べると小さなものです。

若干CULTの方がカラカラと空走感がある気はします。グリス少ないので当たり前か。

ただ、先述した惰性での回転の良さは以前試走したBora One 50より、今回インプレした私のBora Ultra 50の方がスムーズな気がします。もちろん、その他のパーツやホイール自体の個体差もあるので、単純比較はできませんが、そう考えるとCULTベアリングの恩恵は少なからずあるのかもしれません。

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また、メンテナンス性や耐久性の面ではやはりCULTベアリングが優勢です。剛性が高く、変形も少なく、グリスもUSBのように塗る必要がないので、ベアリングをオーバーホールする機会は少ないでしょう。

そういった意味では、長い目で見ればやはりCULTベアリングは優秀かもしれません。

2017/1/10記事追加

Bora Ultra 50インプレその3【CULTベアリングの効果はあるのか?】

Bora OneとBora Ultraどっちがおすすめか?

もはやブランド力とお財布との相談となるでしょう。

ハブとベアリングの性能差(体感できるかどうかは別)を無視するのであればBora Oneで十分だとも思います。

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あとはブランド力。「Bora を持っている!」という所有欲を満たしてくれるのは確実にBora Ultraです。(私はそこに負けました)

まぁ趣味の世界は欲求を満たすことも大きな意義があります。私の場合はBora Oneを買うと確実に「やっぱBora Ultraが欲しい・・・」となることは目に見えていたので、Bora Ultra一択でしたが・・・。どちらも安くはない買い物なので「どうせお金かけるなら」という判断基準でもいいかと思います。(笑)

個人的な結論としてはやはりBora Ultra 50がおすすめですし、買ってよかったと思っています。特にほぼ平地を巡回するようなクリテリウムレースでは真価を発揮すると思います。

控えめに言ってBora Ultra 50(ボーラウルトラ50)クリンチャーは最高におすすめ。

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Bora Ultra 50クリンチャーはの格安購入は?

私はWiggleで運よく22万円台で購入できました。

Wiggleでは常にBora Ultraが40%オフ以上の格安なので、入荷と同時にすぐに売れてしまい、在庫がなくなってしまいます。Bora Oneも同様です。

Wiggleで購入したい場合は、入荷通知メールを設定しておくとよいでしょう。メールが来たらすぐ購入することができれば間に合います。

その他、CRCサイクリングエクスプレスでも購入は可能ですが、少し高いか、 在庫切れの場合が多いですね・・・。セール時だと22万円台の価格で購入できる場合もあるので、都度チェックが必要ですね。あとはProBikeKitとかもWiggle並みに安いかな!!

国内代理店やAmazon でももちろん購入可能ですが、確実に価格は30万円越えるので、高いですね・・・。信頼できる海外通販から個人輸入するのが一番お得だと思います。

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