フルクラム レーシングゼロカーボン2018年モデルの特徴と変化

フルクラムやカンパファンには記憶に新しいかもしれませんが、2017年12月に新しくフルクラムレーシングゼロカーボン2018年モデルが発売されました。

出典:https://www.bikerumor.com

軽量で高剛性という特徴の元、ヒルクライムやクリテリウムでも高い人気を誇るレーシングゼロカーボンですが、今回の2018年版のモデルチェンジで変わった点とは・・・?

スポンサーリンク

レーシングゼロカーボン2018の変化

今回のモデルチェンジで変わった点は主に3点。ブレーキとデザインとカーボンシートだ。

ブレーキ性能UP

もはやカーボンクリンチャーアップデートの定番となってきたブレーキの制動性UP。

カンパニョーロのボーラシリーズ2018年モデルや、フルクラムのスピードシリーズにも採用されたAC3という技術がこのレーシングゼロカーボンにも漏れなく採用されています。

出典:https://www.bikerumor.com

出典:http://www.wiggle.jp/

このAC3とうのはAll Conditions Carbon Controlの略。

最大の特徴は、リムのブレーキ面にレーザーで彫られた斜めの溝です。この溝が追加されたことにより、カーボンリムながらアルミリムに匹敵する制動性能を実現したとの事。

これまでのレーシングゼロカーボンのブレーキ面は3Kカーボンが使用されていましたが、ここに来て大幅変更です。

このAC3のおかげで、前レーシングゼロと比較して、ウェット時は43%、ドライ時は6%程制動性が向上しているそうです。

もはやこの◯◯%というのはモデルチェンジされるたびにどんどん数字が上がっていくので、後数回モデルチェンジしたらどこまでUPするねん!という感じですが(笑)

まぁ、確かに私のボーラーウルトラでも体感したことがあるのですが、雨天時のブレーキはカーボンホイールが苦手とするところなので、この改善は嬉しい所です。

デザインも2パターン

デザインも意外と大幅に変更されています。

ダークラベルとライトラベルの2種類。

ダークラベルはブラックニップル採用で暗めのデカール。ライトラベルは従来通りシルバーニップルを採用し、明るめのデカールです。この選択肢が増えるのは嬉しい。車体によって合わせたい色も違いますしね。ちなみに私はライトラベルが好き。目立ってなんぼだから(笑)

カーボンパターンの変化

そして、最大のデザイン変更はリムの柄とカーボンパターンの変化です。

出典:https://www.bikerumor.com

これまでレーゼロの特徴ともいえる進行方向を示す役割も担っている矢印「>>>>>」っぽい模様はほとんど無くなりました。

その代り、リム表面にツイルカーボンのカーボンシートを用いた事により「カーボンっぽい」編み込み柄に変更。

ツイルカーボンとは所謂「綾織」のカーボンシートの事で、通常の平織カーボンとはやや特性が異なります。

主な特徴としては、強い負荷がかかった時の弾性に優れ、ホイールへの負荷を軽減できる点と、ホイールの振動吸収性に優れていることでしょう。

特に強い負荷に対する弾性というのは重要で、主にコーナーなどで発生したホイールの歪みをより早く戻してくれることから、コーナー後の立ち上がりが良くなります。

元々「硬い」ことで有名なレーシングゼロですが、これで柔も剛も備えたホイールに進化したということになりそうです。

出典:https://www.bikerumor.com

レーゼロは、ややマット感があるバットマンみたいなイメージだったのですが、安易に編み込み柄にすることで、ボーラとか他のフラッグシップカーボンホイールの中に埋もれてしまいます。

単純にデザイン面で見るのであれば、個人的にこれはどうかなぁと思うところでもありますが(だって他のレーゼロっぽさが無くなるやん。。。)まぁ機能優先であれば仕方ないですね!

重量

なみに、重量は前モデルよりも軽くなっています。

前モデル→1358g
今回モデル→1340g

スポンサーリンク

レーシングゼロカーボン2018年モデルのスペックと価格

その他のスペックは下記の通り。タイヤタイプ:クリンチャー
リム素材:フルカーボン、ツイルカーボンフィニッシュ
リムハイト:30mm
リム外幅:24.2mm
スポーク:ストレートプル エアロタイプ アルミ製
スポーキング:F18本/R左7本-右14本(Two-to-One)
ハブ:カーボン製ボディ、アルミ製フランジ、USBセラミックベアリング
カセット:シマノ用、カンパ用
ニップル:アルミ製
重 量:1,340g(前後セット)
カラー:ダークラベル、ブライトラベル
価 格:270,000円(税抜)いやぁ・・・しかし定価だとやっぱ高いですね。

Wiggleであれば前モデルが15万円台くらいで手に入ります。(2018年1月時点)

最近はリムハイトが高いホイールだけでなく、軽量かつノーマルなリムハイトのホイールもあと2本くらい買いたい欲が出ています。

候補としてはこのレーゼロカーボンか、コリマのホイールです。

うーんどっちにしよう・・・。

あ、財布から悲鳴が聞こえる・・・。

 

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

タイトルとURLをコピーしました