今回はディープリムホイールにおすすめのチューブ「パナレーサーR’Air Comp」を使ったので、機能と評価を見ていきます。
現在使っているホイールBora Ultra 50を使う前は、シャマルウルトラを使っていました。当然リムハイトが全然違うので、これまでのチューブではバルブの長さが足りません。
実際、シャマルウルトラではパナレーサーR’Air(バルブ長48mm)を使っていたのですが、Bora Ultra 50のリムハイトは50mmあるので、全然バルブが出てこず、空気を入れることができません。
しかも、通常のパナレーサーR’Airはバルブが分解できないので、バルブエクステンションを使ってバルブを延長することができません。
そんな問題を解決したおすすめディープリム用チューブがパナレーサーR’Air Compです。
パナレーサーR’Airはカーボンディープリムに使える?
私も不安があり、念のためパナレーサーに問い合わせたので、大丈夫でした。
パナレーサーR’Air Compの特徴
パナレーサーR’Air Compはバルブが分解できるのが特徴で、最大72mmのバルブとして使用することができます。
箱に入っているもの
- 短いバルブが付いたチューブ
- 延長バルブ(50mm)
- バルブコア取り外し工具(兼ヘッドキャップ)
バルブコア取り外し工具を使ってチューブについているバルブコアを取り外します。
するとこんな感じ。
チューブ
↓
延長バルブ
↓
コアバルブ
といった順にハメなおします。これで約74mmのバルブが完成です。めっちゃ簡単です。
ちなみにバルブコア取り外し工具は、バルブ先端のヘッドキャップとしても使用可能です。私は見た目が好きではないので、取り付けていません。
Bora Ultraに取り付けた結果
50mmリムハイトのBora Ultra 50に取り付けるとこんな感じになります。意外とバルブが出ます。
色が青なので、目立ちます。
個人的には普通のシルバー金属っぽい色かブラックのバルブだと嬉しかったのですが、オプションのバルブエクステンション以外にカラーバリエーションは現在(2016年12月)この色しかないようです。
しかし、慣れてくるとワンポイントアクセントになって好きになってきました。
延長バルブの空気漏れは?
別のメーカー同士のバルブと延長バルブの組み合わせだと、たまにうまくかみ合わず空気漏れを起こすことがありますが、こちらはチューブもコアバルブも延長バルブもパナレーサー製なので、その点は比較的安心感があります。
普通のパナレーサーはディープリムに使えない
これからディープリムに買い替える人はその辺要注意です。
普通のパナレーサーR’Airにはバルブ長60mmのラインナップがありますが、空気入れによっては微妙にバルブの長さが足りなかったりするので注意が必要です。
またパナレーサーR’Air 60mmと今回のパナレーサーR’Air Comp(74mm)の重量はほぼ同じなので、重量デメリットはないかと思います。
バルブ異音に注意
一点注意しないといけないのが、パナレーサーR’Air Compにバルブナット(リムナット)は装着できません。(バルブとホイールの間にあるやつ)
従って、たまーにリムのバルブホールとバルブが当たる音がすることがあります。カラカラと。
延長バルブ自体がナットをハメられる構造ではないため、この異音が気になる方は別の対処をする必要があるでしょう。
ゴム製のOリングをバルブにはめたり、輪切りにしたシリコンチューブをハメたりすることである程度は改善できるようです。あとはバルブ周りにビニールテープを張るとか。気になる方はお試しあれ。
パナレーサー好きのディープリムおすすめチューブ
パナレーサーR’Air Compはタイヤサイズ18~23C用と23C~28C用が存在します。
50mmまでのデープリムであればこれ1本で対応可能ですが、それ以上のリムハイトとなると、別売でバルブエクステンダーを購入してエクステンダーを2本繋げることで50mm以上のリムハイトでも対応できるようです。
これからディープリムホイールを検討される方にはおすすめのチューブです。
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