S-WORKS ターボコットンのグリプトンコンパウンドVSヴィットリアコルサのグラフェン

「最も乗り心地がよく、グリップが効くクリンチャータイヤは何か?」

私の個人的な回答は
S-WORKS TURBO COTTON(ターボコットン)かヴィットリアコルサ」です。

転がり抵抗の低さにだけに絞って言えば、現時点(2017年3月)これまで試したクリンチャータイヤの中で、最も転がり抵抗が少なく、よく転がるな!と感じたのはコチラの記事に書いたようにミシュランパワーコンペティションが最高におすすめでした。平坦直線での転がりは確実にミシュランパワーコンペティションがトップクラスだと思います。間違いない。直線が多いコースでのレースであればミシュランパワーコンペティションを選びます。

しかし、乗り心地の良さとグリップに関してはスペシャライズドのS-WORKS TURBO COTTONかヴィットリアコルサに圧倒的軍配が上がります。

それを実現している両者のコットンケーシングとコンパウンドには、どこか似たような特性を感じる事ができます。

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S-WORKS TURBO COTTON

出典:http://www.bikeradar.com/

S-WORKS TURBO COTTON(ターボコットン)は言わずとしれたスペシャライズドのフラッグシップクリンチャータイヤ。タイヤの減りやすさと引き換えに、最高の転がりとグリップを追求した完全レース向けクリンチャータイヤです。ラインナップは次の2通り。

700×24mm 重量 約220g
700×26mm 重量 約240g

どちらも320TPI。

26mmはさすがに太すぎたので、私は24mmを使っていました。

グリプトンコンパウンドとは

このS-WORKSターボシリーズに採用されているのが、スペシャライズドオリジナルのコンパウンド「グリプトンコンパウンド」です。

コンパウンド配合の詳細は公表されていませんが、スペシャライズドのタイヤ構造とコンパウンド配合のエキスパート達が全力で開発したコンパウンド。

転がり抵抗も低いが、グリップの良さの両立を目指したタイヤです。

感覚的な特徴としては、路面を「押し返す」「跳ねにくい」そして「しなやか」という特徴を感じることができます。コンチネンタルグランプリ4000SⅡやミシュランパワーコンペティションのようにゴツゴツとした感覚はなく、乾いたタイヤだが上品な走りが特徴的です。

ただ、耐久性や摩耗耐性はほとんど考慮されていないので、練習や常用向けのタイヤではありません。

ヴィットリアコルサ

サイトでも総合的に1位としているヴィットリアコルサ(2016年モデル)。

何といっても乗り心地の良さと、すんごいグリップが特徴的です。

→ヴィットリアコルサのインプレ記事はコチラ

グラフェンとは

このヴィットリアコルサに使用されているのが「グラフェン」という素材。グラフェンとは炭素の一種であり、現在知られている物質の中で最も軽く、最も引っ張りの強さを誇る物質です。

ヴィットリアに使われているグラフェンについてはコチラの記事にまとめていますので、そちらをご参照下さい。

面白いのはその特性。
(理論上)舗装状態の良い道をまっすぐ走っている時(荷重が少ない時)は硬く優れた転がり性能を発揮。またコーナリング、加減速、荒れた路面を走る際などタイヤを変形させようとする力が大きくなると一 転してソフトになり、グリップが高くなるという。

実際に使ってみると分かりますが、ヴィットリアコルサは本当にしなやかで、グリップが効くタイヤです。それに関しては確実に上位だと思います。

このヴィットリアコルサもS-WORKS TURBO COTTONと似たような特性を持っており、走った時の感覚としては「押し返す」「跳ねにくい」そして「しなやか」という特徴を感じることができます。

転がりとグリップのバランス

転がりがよくてもグリップもちゃんと効かなければ良いタイヤとは言えないし、グリップが効いても転がりが重すぎても良いタイヤとは言えません。

タイヤの使いどころとバランスは難しいものです。

基本的にはタイヤと路面の摩耗が多ければよりグリップが効くし、摩耗が少なければ転がりを得る代わりにグリップを失います。

先述したように、転がり性能だけで判断するのであれあば、個人的には今の所ミシュランパワーコンペティションが圧倒的だと感じます。ただ、集団でのカーブや、一人でも高速時のカーブのグリップ面に関してはやや不安定さが否めないというのが素直な感想。(私のバイクコントロール技術の問題でもありますが・・・)

それに対し、総合的な性能という観点からはヴィットリアコルサやS-WORKS TURBO COTTONに軍配が上がります。

「乗り心地の良さ」「しなやかな」という点だけで言えば、ヴィットリアコルサやS-WORKS TURBO COTTON両者に採用されているコットンケーシングの恩恵が多いかもしれません。ただ、グリップと転がり性能という点においてはやはり各タイヤのコンパウンドに依存する部分が多いでしょう。

これはレースシーンによって使い分けていくしかないかと思います。

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やっぱり試したい

それぞれの特徴は異なるものの

ミシュランパワーコンペティション

ヴィットリア コルサ

S-WORKS TURBO COTTON

この3本はクリンチャータイヤの最高峰だと思います。

ただ、やっぱりもう一度3本とも乗り比べてみたい。特にS-WORKS TURBO COTTON。

実は以前この3本を乗り比べたのは私がまだシャマルウルトラを履いていた時でした。今のBORA ULTRA 50にホイールを交換してからはまだ3本乗り比べはしていません。ホイールが変わればタイヤの印象も変わってくるかもしれません。

出典:http://www.specialized-onlinestore.jp/shop/g/g00015-1506/

・・・S-WORKS TURBO COTTONは常用しないので、知人に譲ってしまいました(しまった)。

S-WORKS TURBO COTTONはスペシャライズドのオンラインストアか店頭でしか売ってなくて、Amazonとか楽天とか他の通販サイトではどこも取り扱ってないんですよね。。。定価販売なのでやっぱり高い(1本9720円くらい)。クリンチャータイヤとしてはかなり高価な部類です。

せっかくなので新しくS-WORKS TURBO COTTON(2017年モデル)を新調します。そして改めてじっくりインプレを行っていきたいと思います。

 

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