私も愛用しているカンパニョーロのハイエンドホイールBora (ボーラ)シリーズの2018年モデルがWiggleから発売開始されました。(2017年5月発売開始)
2018年モデルではブレーキ性能向上のため、リムに溝が彫られた「AC3(All Conditions Carbon Control)」という技術が新たに採用されることになりました。
今回、2018年モデルとしてグレードアップするのはBora OneとBora Ultraの全モデルです。
出典:http://www.wiggle.jp/
- Bora One 35クリンチャー(2018年モデル)
- Bora One 50クリンチャー(2018年モデル)
- Bora One 35チューブラー(2018年モデル)
- Bora Ultra50チューブラー(2018年モデル)
- Bora Ultra 35クリンチャー(2018年モデル)
- Bora Ultra 50クリンチャー(2018年モデル)
- Bora Ultra35チューブラー(2018年モデル)
- Bora Ultra50チューブラー(2018年モデル)
変ったのはリムのブレーキ仕様だけ
Bora シリーズは前回ワイドリム化されて以来のモデルチェンジとなります。
今回の2018年モデルで変更された点は、先述した新しいリム「AC3」が採用されたという点のみです。
その他はこれまでの同じ。ハブも同じ。公表重量も同じ。デカールデザインも同じ。
AC3とは何か?
AC3(All Conditions Carbon Control)の最大の特徴は、リムのブレーキ面に彫られた斜めの溝です。この溝が追加されたことにより、カーボンリムながらアルミリムに匹敵する制動性能を実現したとの事。
効果としてはリム面に細かい溝を設けることで、パッドとリムの間から汚れを逃がし、制動力をアップしているようです。
AC3を採用するにあたり、使用するカーボン素材をより耐熱性に優れたものを用いてるそうです。これらの相乗効果により前身モデルと比較して、ドライで制動性能が3%向上。ウエットでは43%の向上が確認できたとのこと。(理論上)
出典:http://www.wiggle.jp/
Bora Ultraのインプレ記事にも書いたのですが、Bora Ultraがアルミホイールのシャマルに劣る唯一の点はブレーキング性能でした。
これまでのBoraシリーズには3Diamantトリートメントという表面処理が施されており、謳い文句は「アルミリムに近いフィーリングのブレーキ性能」でしたが、実際に使ってみると、そんなことはありません。どうしてこれで「アルミリムに近い」などと言えるのか正直疑問な所でした。
どうしてもこれまでのカーボンリムではアルミリムにブレーキだけは勝てませんでした。
今回のAC3はそのブレーキ性能を克服した待望の新機能です。
きっと次こそは・・・!!!
信じていますよカンパニョーロさん。
この溝により、ブレーキ時の摩擦が大きくなることは明確なので、ブレーキ性能の向上は期待できそうです。
処理の方向性としては、Zippの最新ホイールNSWシリーズのリムに近いですね。
出典:http://www.wiggle.jp/
Bora 2018年モデルに買い替える必要があるか?
さて、私のようにBoraシリーズ2017年モデルを買って間もない方や、2015年モデルをもっている方は「また新しいの出たのか・・・」と思う所ですが、買い替えの必要はあるのでしょうか・・・。
まぁ、正直買い替えは必要ないと思います。ブレーキ以外の仕様変更は特にないので。
ブレーキはもちろん大事だけど・・・。そんなに頻繁に何十万も出せる程お金ありません。。
出典:http://www.wiggle.jp/
これからBoraシリーズを買おうと考えている方には2018年モデルもよいかもしれませんが、現時点(2017年5月)ではまだ出たばかりなので、Wiggleでも割引が効かず結構高いです。
前モデルだとだいたい35~49%オフでBora Ultraでも20万円台、Bora Oneに至っては最安で15万円台で購入できるので、正直今はそれで十分なコスパかなぁと。
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