2015年10月にパナレーサーRACE EVOシリーズが第三世代となってEVO3として発売されました。当サイトでもおすすめタイヤ第4位としてランクインしているパナレーサーRACE A EVO2からのバージョンアップです。それぞれどこが変わったのでしょうか?
ラインナップと性能の違いを公式データを基にまとめてみます。2016年モデルとして新発売された今回のEVO3シリーズの違いは主に以下の3点です。
- 耐パンク性能が向上したらしい
- タイヤサイズに28Cが追加
- チューブレスモデルが登場
耐パンク性能が向上
パナレーサーRACEシリーズはもともと以下のようなラインナップになっていました。
- RACE A(クリンチャー&チューブラー&チューブレス)
→バランスの取れたオールラウンドプレイヤー - RACE D(クリンチャー)
→とにかく耐久性重視のロングライダー向けタイヤ - RACE L(クリンチャー)
→軽さと転がり抵抗の少なさを重視したレース向けタイヤ - RACE C(チューブラー)
→チューブラーのみ。ヤスリ目の表面処理。
これらそれぞれに耐パンク性能向上の処理が施されています。
これまでのケーシング補強材である「PT」よりもさらに高い耐貫通パンク強度を持っている「ProTite」という補強材を新たに使用することで、重量や柔軟性を犠牲にすること無く耐貫通パンク性能をEVO2と比べて24%向上させることに成功したとのことです。
補強材が変わりましたが、特に重量に変更はないようです。
パナレーサーRACE A EVO3(クリンチャー)
画像:(c)Panaracer
サイズ(重量):700×23C(210g)、25C(240g)、28C(250g)
カラー:ブラック・レッド・ブルー
パナレーサーRACE D EVO3(クリンチャー)
画像:(c)Panaracer
サイズ(重量):700×23C(230g)、25C(250g)、28C(270g)
サイドカラー:ブラック、ブラウン
パナレーサーRACE L EVO3(クリンチャー)
画像:(c)Panaracer
サイズ(重量):700×20C(175g)、23C(180g)、25C(200g)、28C(220g)
サイドカラー:ブラック
もとからあるチューブラーモデルにもProTiteが採用され、バージョンアップしています。
パナレーサー RACE A EVO3 (チューブラー)
画像:(c)Panaracer
サイズ(重量):700×23mm(280g)
サイドカラー:ブラック
パナレーサー RACE C EVO3 (チューブラー)
画像:(c)Panaracer
サイズ(重量):700×23mm(280g)、26mm(320g)
サイドカラー:ブラック
タイヤサイズに28Cが追加
そもそも28Cまでの太さがどのようなシーンでメインとして活躍するのか、ちょっと謎です。
コチラのページや他のサイトでも23Cと25Cの空気圧の違いによる転がり抵抗の違いはよく取り上げられていますが、28Cともなるとあまり見かけません。
どの程度の空気圧でどの程度の転がり抵抗またグリップ力が得られるのか、今後検証が必要でしょう。少なくともしばらく28Cが主流になることはないように思えます。
完全街乗りメインや、クロスバイクであれば使えるかもしれません。(もとよりその想定でしょうか・・・?)
チューブレスモデルが登場
RACE Aのみチューブレスモデルが追加となりました。
ケーシングやコンパウンドの構造はクリンチャーモデルと同じです。チューブレスユーザーには嬉しい所ですが、ヴィットリアや他のチューブレスモデルにどこまで迫れるか注目です。 重量としてはクリンチャー+R’Airチューブと同程度の重要になるようです。
画像:(c)Panaracer
サイズ(重量):700x23C(280g)、25C(340g)
サイドカラー:ブラック
まとめ
- 耐パンク性能が向上したらしい
- タイヤサイズに28Cが追加
- チューブレスモデルが登場
と、諸々細かいことを書きましたが、やはり使ってみなければ分かりません。
特にパナレーサーユーザーの方は、今後は必然的にEVO3へと移行していくこととなります。
クリンチャーでいえば耐パンク性能が向上しただけという良い事しか特徴としてありませんが、タイヤに使用されている素材が変わったことで実際にどのような変化が実感できるか、これからの評価が注目されます。
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