スピンバイクで1ヵ月トレーニングした結果

以前のコチラの記事でロードバイクの室内練習用にローラー台に代わりスピンバイク(スピニングバイク)を購入したことをレポートしました。私が購入したのはハイガー産業から出ている「HAIGEスピバイク HG-YX-5002」です。

そしてこのハイガースピバイク HG-YX-5002 を使った練習を1ヵ月続けたので、そのインプレというかレビューというか感想というか・・・を報告していきます!実はこの1ヵ月間、スピンバイクでほぼ毎日1時間ほどのトレーニングを行っていました。
総走行距離は約900kmです。

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スピンバイク最大のメリット

やはりスピンバイク最大のメリットは「置く場所さえあればいつでもすぐに練習ができる!!」ことにあります。

ローラー台練習における

  • ローラー台を置く
  • 自転車持ってくる
  • 場合によっては専用ホイールに変える
  • 自転車をセットする
  • トレーニング開始
  • 自転車を片付ける
  • ローラー台を片付ける

というあのステップを完全に省くことができます。

これ、意外とトレーニングを続けるうえで重要です。特に仕事から帰ってきてからのトレーニングに対するモチベーションの維持はローラー台よりスピンバイクの方が圧倒的に継続可能です。なんせ「よし、トレーニングやるか」と思い立って、そこにまたがればトレーニングが開始できるのです!!!まぁ着替えとかタオルは必要ですが。

やっぱ最大のメリットはこれでしたなぁ。

ただ、常時おける場所がない方にはそもそも邪魔なトレーニング機材なので、広い部屋や戸建て限定となるかもしれません。ワンルームだとちょっと厳しいかもしれません。

でも意外とスッポリ入ります。
私は部屋の隅に↓こんな感じで置いていますが、これだけのスペースと隙間があれば十分トレーニングできます。

トレーニングの質はどうか?

トレーニングの質においては流石に3本ローラーには敵いませんでした。実走感としては固定ローラーより無いかもしれません。

負荷調整は無段階で調整できます。好きな加減で。ただ、手動でハンドルを回してスポンジを当てつける摩耗式負荷装置なので、負荷具合が感覚だよりです。数値化された負荷調整はできません。 負荷管理を厳格に行いたい方にとっては向いていません。

コチラの記事でも書きましたが、チェーンではなくベルト式なので音はかなり静かです。鉄筋コンクリートのマンションであれば夜でも騒音気にせず使用できるレベルです。

スピンバイク最大のデメリット

これは私も想定外・・・というかチェック漏れてた最大のミスでした。
左右のペダルとペダルまでの幅がロードバイクより8cmほど幅広い。ここで言うべダルとペダルまでの幅とは各左右のペダルの付け根までの距離です。所謂Qファクターというやつ。

出典:http://www.bikerumor.com/

一般的にはロードバイクのQファクターは140mm~150mm程ですが、このスピンバイクは230mmくらいあります。めっちゃ幅広いです。

上の写真を見てい頂くとイメージが湧くかもしれませんが、つまり、両足がその分開いた状態となってしまうのです。ロードバイクの場合、BBのシェル幅は大体68mmか70mmですが、スピンバイクのBBはめっちゃ長い。たぶん110mmくらいある。そしてBBとクランクの間に変な棒(スペーサー?)のようなものが2cmくらい突き出ている。

結果的にペダルとペダルの付け根までの幅がロードバイクよりかなり幅広くなっており、所謂Qファクターは約230mm近くもあります。。マウンテンバイク並み。しかもスピンバイクはBBの交換やクランクの交換はできないため、幅の調整ができず、既製品のサイズで乗るしかありませんでした。

ちなみに、ペダルはロードバイク用のビンディングペダルには交換可能。スペーサーを使えばこれ以上に幅を広げることはできるけど、狭くすることはできません。

Qファクターの距離については人によって違ったり、幅広い方が良い、悪い、など諸説ありますが、さすがに普段乗っているロードバイクと8cmも幅が違えば、ペダリングの感覚的にもかなり違います。一瞬「アレ?ちょっとガニ股になった・・・?」と思ってしまう程です。

ペダル回りのサイズは要注意

これは正直購入前にもう少しチェックしておくべきでした。
てかロードバイク練習にも使えると銘打っているのであれば、重要なペダル回りはロードバイクと合せてほしかった・・・。これは是非はハイガー産業さんには次回改善してほしいポイントです。 この問題さえ改善できれば、ロードバイク用の室内トレーニング機材として完璧におすすめできるマシーンとなっていました。

逆に、ペダリングポジションはロードバイクトレーニングにおいても最重要課題であるため、この問題が改善されない限りはペダリングの悪化を招く恐れがあり、3本ローラーに代わるポジショントレーニングを含めた本格的な室内練習には不十分かもしれません。
非常に残念です。

サドル位置やハンドル位置は前後上下細かく調整できますが、Qファクターが落とし穴でした。スピンバイクの購入を考えている方はこのペダルとペダルの幅を確認した方がよいでしょう。商品の仕様にはおそらく記載していないものがほとんどなので、その商品を取り扱っているメーカーに直接問い合わせる必要があるかと思います。

ダイエットにはちょうどよいスピンバイク

やはり私が買った5万円くらいのスピンバイクはライトユーザー向けでした。特にペダリングを意識しないでよいダイエットや有酸素運動を目的とし、エアロバイクより高負荷・高速でちょっと本格的にトレーニングしたい方にはもってこいだと思います。
何せモチベーションが上がる上がる。

逆にロードバイクヘビーユーザーでローラー台に代わる本格的なトレーニングを考えている方は、安いスピンバイクは買うべきではありません。もしくはちゃんとしたポジションを取れるか詳細に確認した方がよいでしょう。

特にサドル上下前後やハンドル上下前後、そしてBBやペダルの幅です。

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ではもっと高いモデルは?

このポジションミスマッチ問題は廉価版スピンバイクの問題であり、実業団の方や、プロのロードバイク選手が使っている業務用スピンバイクとなればまた話は変わります。

例えば、サイクリストのためのスピンバイクと言われる「パワーマジック

こちらはロード用のクランクとも互換性があるようです。サイクリストにも人気というだけあって、よさそう。

あとはツールドフランス公式(?)のスピンバイク。(コチラ)これほしいけど、在庫切れでどこにも売ってない。そして多分めっちゃ高価。

その他の選択肢はもう30万円以上の業務用スピンバイクしかありませんね。。。
このスピンバイクとかQファクターの距離もちゃんと155mmと明記しており、かなり高性能。まぁ値段が値段ですが・・・。

結論!
スピンバイク買うなら高価なやつのほうがいい!あと各部位のサイズとQファクター周りには気を付けろ!!でした。

というかやはり3本ローラーが自宅トレーニングには至高であることが再確認されました(笑)

 

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