前回のシュワルベワンに引き続き、諸々特価キャンペーンを行っているサイクリングエクスプレスより、カステリのレインジャケットをゲットしましたので、そのインプレ・レビューを書いていきます。
様々なサイクルパーツと赤いサソリロゴで有名なカステリですが、今回はカステリ ロングレインジャケット(Castelli Squadra Long Rain Jacket)!通販サイトによってはSquadra Long Waterproofという表記だったりします。
このジャケットはカステリのレインジャケットの中でも最も安いものですが、その性能やいかに!?
メーカー基本仕様の確認
インプレの前にメーカーが公表している基本性能を確認してみましょう。
- 素材:ポリエステル100%
- 重量:130g
- 撥水加工(Water proofではなく、Water Resistant表記)
- カラー:ブラック・ホワイト・ライトグリーン
- 簡単折りたたみ
- サイドの排熱孔により通気性を実現
- 適温10℃~16℃
というスペックです。
とりあえず軽くて、持ち運びに便利。突発的な雨風のために持っておくと安心でしょう、という印象を受けます。
ではこのスペックを念頭に、実走してみます。ちょうど結構激しい雨が降っていたのでこれを着て走ってみます。
が・・・あらかじめ雨の中でロードバイクを汚すのアレだったので、私のオフロード用のマウンテンバイクで実験します。悪しからず。。。
カステリレインジャケットで実走
カステリ レインジャケットをインプレするにあたり、評価の観点は以下の5点です。
- 耐水性
- 通気性
- フィット感
- デザイン
- 携帯性
走った時(2015/9/9)の条件は以下のような天候です。
- 天候:雨(雨量 4mm/h)
- 風:ちょっと強め(風速4m)
- 気温:22℃
- 走行時間:1時間
この日の雨は降ったり止んだりでした。ちょうど山岳地帯のたまに降る雨のような感覚です。周りからは「雨って分かってるのに何でずぶ濡れで自転車走ってんだコイツ?」的な目で見られましたが(笑)このインプレのために体を張って頑張りました。。。そこだけ強く主張したいです(笑)。
それでは詳細を見ていきましょう。
耐水性
撥水性は高いです。
しかし、耐水であって、完全防水ではありません。
少雨の中、30分ほど走ると、腕などの皮膚や下着と直接触れ合う部分は少しずつ雨が浸透してきます。30分後脱ぐと「ん、腕がちょっと濡れてるな・・・」といった感じ。
生地と直接触れない胸部分は浸透していませんでした。
ちょっとした雨であれば1時間くらいは雨を気にせず走ることができます。ただ、やはり完全防水ではないため、豪雨には耐えられません。
まぁ豪雨で走る状況もあまりないかもしれませんね。やはりとっさの雨用のちょい持ち一枚という立ち位置となるでしょう。
通気性
通気性は正直あまりありません。
脇の下に排熱口が3か所空いていますが、気休め的な機能となります。
室内で着ると、熱がこもりかなり熱いのですが、実際に外に出て使ってみると、比較的快適です。これは通気性というとり、生地の薄さによるものです。
また、私は雨の中で使用したので、その冷たさでジャケット内に熱がこもることはありませんでした。この薄生地が功を奏した形となりました。
試走を行った日の外気は雨のおかげで22℃くらいでしたが、体感温度は18℃程でした。想定気温10℃~16℃となっていますが、雨が伴うともう少し気温が上でも大丈夫そうです。
逆に雨もなく、20℃を超えるような日にはとてもではありませんが着れたものではありません。蒸し焼きになるかと思います。
やはり気温が下がる10月後半~4月までの間の少雨に備えての1枚という位置づけでしょう。
フィット感
私は身長168cm体重52kgのやせ形なので、サイズは一番小さいSサイズにしました。
ジャージと違って伸縮性はないので、腕と脇部分には少し余裕があります。あまりフィットしすぎないくらいがちょうどよいでしょう。かといってブカブカすぎると風の影響をもろに受けてとても走りにくくなってしまいます。
肩、ひじ等の腕周りの可動部分には少し余裕があり、十分な機動性をもっています。
腕の袖口はしっかりとゴムで閉まっているので、そこから風が入って抵抗が大きくなることはありませんでした。姿勢を低くし、腰を丸めても、突っ張る感じはなくロードバイクでの運動なら十分な機動性をもっています。
また重量も130gと大変軽量なので、着用による重みはほとんど感じません。
デザイン
シンプル。
単色に胸と背中のカステリロゴが目立ちます。スポーティーでよいのではないでしょうか。
光を反射しやすい素材ですが、黒はやはり幾分反射しにくいです。機能性だけを見るのであれば白かライトグリーンがよいでしょう。あとはお好みで。
一度、普段着と合せてみましたが、普段着とこのレインジャケットをかっこよく着合わせるオシャレスキルは私は持っていませんでした・・・。
携帯性
素材はとても薄く、綺麗に折りたためば、10cm四方サイズになります。
サイクルジャージのバックポケットにも入ります。気軽に取り出せたり収納できる携帯性は高いでしょう。コンパクトに収納できるジップロック的な専用袋が付属していると有りがたいところですね!
使用想定される使用シーンと環境
やはり記事冒頭でも予想したように「突然の雨風に備えた1枚」という感覚がちょうどよいです。
使用シーンとしてはやはり、いつ雨が降るか分からない天候が変わりやすいヒルクライムや山岳での練習走行。もしくはちょっと雲行きが怪しいときのロングライドといったところでしょう。
携帯性は比較的高いため、そこまで荷物になりませんし、重量も大変軽いです。「ちょい持ちジャケット」に最適なカステリさんでした。
適温は10℃~16℃と公式表記にありますが、もっと気温が低くても使えると思います。
冬場のライドにおいても、冬用のサイクルジャージの上に1枚羽織ってもレインジャケットとしての性能は十分に果たせると思います。
(ただし蒸してくるので防寒着としての長時間使用はおすすめしません)
夏場はさすがに暑すぎて無理ですが、10月後半~4月という比較的広いシーズンで活躍することができるのではないでしょうか。
まとめ:カステリロングレインジャケットはコスパがよい
結論としては「4,000円以下であれば大変コスパのよいレインジャケット」という結論に至りました。
やはり生地感やフィット感においては数万円の高級ジャケットには敵いませんが、今回のサイクリングエクスプレスのように4,000円以下で入手可能であればコスパも高く大変お得感があります。他の通販サイトもいくつか回りましたが、大体6,000円は超えるのでサイクリングエクスプレスのこの価格はかなり良心的です。
このカステリロングレインジャケットについては2015年9月現在、サイクリングエクスプレスが世界最安値です。(詳細はコチラのページより)
先述した通り、携帯性や数時間の耐水性については高く評価でき、結果的にヒルクライムの練習や、ちょっと天候が不安な時のちょい持ち1枚としてはおすすめできるレインジャケットです。コスト的にも嬉しい一枚です。
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