海外通販サイトのCRC(Chain Reaction Cycles)にて2016年9月で最も売れたホイールはEaston EC90 Aero 55だったという報告をCRCの担当者より頂きました。それもそのはず、何とこのイーストン最高峰のホイールEC90 Aero 55前後セットが58%オフの13万円台で購入できるからです。定価約31万円のホイールが13万円です。そりゃ売れるわ。
出典:http://www.chainreactioncycles.com/
ではこのEaston EC90 Aero 55とはどういうホイールかちょっと詳しくみてみましょう。
EC90の意味は?
イーストンの商品名には規則性があります。
EA=アルミ、EC=カーボン、二桁の数値が商品グレードです。グレードは上から順にEC100→EC90→EC80→EC70となります。最も高いグレードはEC100でしたが、CRCや他の通販サイトでも中々取扱いがありません。
EC90はSLとAero 55がありますが、違いは主にリムハイトです。Aero 55はその名の通り55mmリムハイト。SLは38mmです。
出典:http://www.chainreactioncycles.com/
CRCのイーストンは2014年製
どうやらCRCで特価販売されているEaston EC90 Aero 55は2014年モデルのようです。現在はマイナーチェンジとして2016年モデルが出ているので、一つ後発モデルとなります。 ちなみにチューブレスとクリンチャー両方対応モデルです。
2016年モデルのラインナップもありましたが、コチラのクリンチャーモデルは割引なしの通常価格です。(2016年モデルはコチラから)
出典:http://www.chainreactioncycles.com/
2014年のイーストンホイールといえば、ちょうどフルモデルチェンジが行われた時期にあたります。最も大きな改修が行われたのはハブの部分でしょう。 CRCにある2014年モデルからはイーストンが新たに設計した「Echoハブ」が採用されています。旧モデルから剛性が大きくアップしているとか。
出典:https://www.eastoncycling.com/products/details/ec90-aero55-wheels
↓旧ハブと現行Echoハブの断面比較図です。
出典:https://www.eastoncycling.com/products/details/ec90-aero55-wheels
上がEchoハブ。ベアリング間の幅をより広くする事でホイール剛性を上げることを目的としています。
ベアリングはセラミックではなくスチール製。実は前身モデルのイーストンのベアリングはセラミック製でした。しかし耐久性を重視する目的のため従来のセラミックボールからスチールボールに戻したそうです。
↓Echoハブの紹介動画↓
リムと風洞実験
イーストンは風洞実験によるエアロダイナミズムの研究にもかなり力を入れています。リム幅は何と従来モデルより4mm拡張されリムの内径は19mm。外径は28mmとワイド化されています。同カテゴリーの他社製品に対し、40km TT で最大14秒のアドバンテージ生み出すことに成功しているとのこと。(イーストン談)
風洞実験の映像はコチラ↓
やっぱ安いわ
出典:https://www.eastoncycling.com/products/details/ec90-aero55-wheels
同じモデルでもAmazonでは18万円くらい。楽天に至ってはセットだと22万円台~30万超えです。ちなみにWiggleでは2016年9月現在取扱いがありませんでした。他のイーストンラインナップはEAシリーズのみありました。(コチラ)
イーストンのホイールは国内レースではあまり露出頻度が少なく、インプレ記事も少ないです。(私も13万円のうちに買ってちゃんとしたインプレ書いてみようかと)
ただ元々の定価は30万円以上する上級ホイールです。いぶし銀なカーボンディープリムを探している方にはこの13万円 Easton EC90 Aero 55は魅力的だと思います。
コレは買いですね。
※この割引がいつまでかは分かりません
CRCのEaston EC90 Aero 55はコチラから
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