せっかくロードバイクで気持ちよく出かけてトレーニングしようと思ったのに、あいにくの雨・・・。そんな週末の頼もしい相手がロードバイクトレーニング用のローラー台です。
室内トレーニングにローラー台は欠かせませんね。
欲しいけど、どんなローラーを買ったらいいのか分からない。
そんな方もいらっしゃるでしょう。
ローラー台はタイヤを軸にして行うトレーニングの一つです。タイヤとも密接な関係があります。この記事ではローラー台の種類や選び方、注意事項をまとめましたので是非参考にしてみてください。
ローラー台の種類には主にこの4種類が挙げられます。
- 固定ローラー(タイヤドライブ式)
- 固定ローラー(リムドライブ式)
- 固定ローラー(ダイレクトドライブ式)
- 3本ローラー式
ではそれぞれの特徴とおすすめローラー台を見ていきましょう。
固定ローラー(タイヤドライブ式)
その名の通り、後輪を固定してタイヤを回転させるローラー台です。車体を固定するので、自転車が倒れる心配がありません。 また付属の機械で後輪部分への負荷調整が可能です。最もポピュラーなローラー台ですね。
【メリット】
1.車体を固定するので、初心者でも簡単にトレーニングができる。
2.テレビを見ながらでもトレーニングできる。
【デメリット】
1.音がうるさい。ローラー台を回す際に「ウ゛ィーーン」とかなり大きな音が発生します。防音対策は必須です。
2.タイヤの消耗が激しい。かなりローラーとタイヤを直接接地させるので、タイヤの摩耗が激しいです。 ミシュランPro4等を履いてローラー練習しようものなら、3時間くらいでタイヤが台形になってしまいます・・。 ローラー練習用のタイヤを装着させることを強くおススメします。
おすすめ固定ローラー(タイヤドライブ式)
ミノウラ Mag Ride B60-Rトレーナー
ローラー台メーカーとして有名なミノウラより。
負荷装置付きのローラー台です。
老舗メーカーだけあって、コンパクトで軽量。初めてのローラーにもってこいのエントリーモデルです。
他にもエリートやFlowなど様々なローラーメーカーがありますが、固定ローラーはこちらを買っておけばひとまずは間違いないです。
こちらはAmazonなどでも手軽に入手可能です。
その他おすすめミノウラのローラーはこんなラインナップ
固定ローラー(リムドライブ式)
初級者・中級車・上級者向け
後輪固定ローラーと同じく、車体を固定させるローラーですが、タイヤではなくリムとローラーを接触させます。
リム部分にローラーを当て、負荷をかけることで、タイヤの消耗をゼロにした画期的なローラー台です。(当然リムは消耗します)
タイヤを消耗しないので、ローラー専用のタイヤに交換する必要がありません。
【メリット】
1.車体を固定するので、初心者でも簡単にトレーニングができる。
2.テレビを見ながらでもトレーニングできる。
3.タイヤの消耗がない。。
【デメリット】
1.相変わらず音はうるさい。防音対策は必須。
おすすめ固定ローラー(リムドライブ式)
ミノウラ(MINOURA) RDA2429-R リムドライブ
リムドライブ式は国産メーカーのミノウラから。
リムドライブ式のローラーではおそらくこれが一番静音性に優れています。騒音防止マットを2重に敷いた上で使用するとほとんど騒音は気になりません。
国産なので安心感もあります。国産メーカーということで、海外通販サイトより楽天かAmazonで購入したほうが安く手に入ります。
一応Amazonでも安く手に入ります。
固定ローラー(ダイレクトドライブ式)
中級車・上級者向け
なんと、後輪をホイールから外して、直接自転車に取り付けるタイプのローラーです。かなり画期的。ホイールを取り外すため、タイヤにもリムにも負担がかかりません。
ローラーに接触することがないため、騒音もかなり抑えられています。
(それでも騒音対策は行ったほうがよいでしょう)
【メリット】
1.騒音がかなり抑えられる。
2.タイヤ、ホイールへのダメージがない。
3.ローラー用のタイヤに交換する必要がない。
【デメリット】
1.毎回ホイールの着脱が必要。
2.ちょっと高価。
おすすめ固定ローラー(ダイレクトドライブ式)
サイクルオプス サイレンサーダイレクト マグ
サイクルオプス社より、静寂性で最高性能を持つローラー台です。サイレンサーと名付けているだけあって、相当静音性には自信があるようです。
カセットが別売りタイプと、カセット付属のタイプの2種類があるので要注意です。初めて購入する方はカセット付きのタイプを購入しましょう。
海外メーカーのため、Wiggle(ウィグル)から購入したほうが基本的にはかなり安いです。
時期によってはAmazonのほうが安い場合もあります。
3本ローラー
中級車・上級者向け
こちらは固定式と違い、実際に後輪2本、前輪1本のローラーの上を実走します。車体が固定されていないので、ペダリングやダンシングでのトレーニングも可能です。
また自分でバランスを取りながら走り、いろんな体勢も試せるため飽きがきません。
その代り、慣れるまでは大変です。固定されていないため、バランスを崩すとローラー台から落ちてしまいます。
落ちると痛いです。恥ずかしいです。
最初は手すり等につかまりながらのトレーニングになるかもしれません。2~3回乗れば慣れてきます。慣れれば固定ローラーより3本ローラーのほうが楽しいでしょう。
個人的に、本格的なトレーニングをしたい方にはこちらの3本ローラーがおススメですね。
【メリット】
1.実走に近いトレーニングができる。
2.ペダリングやダンシングなど、バランス力を鍛えることができる。
3.タイヤの擦り減りは少ない。
【デメリット】
1.慣れるまでちょっと難しい。
2.脱落すると痛い。室内でやると床に傷がつく。
3.やっぱウルサイ。(固定式よりうるさいかも)
おすすめ3本ローラー
Elite(エリート) Arionシリーズ
3本固定ローラーとして確かな実績をもつエリートより。
こちらはどちらかというとエントリーモデル的な位置づけとなるでしょう。ローラーの両サイドは少しせり上がっており、脱落を防止しやすいような仕様となっています。ローラー幅も大きいため、騒音防止効果にも一役かっています。他のメーカーの3本ローラーと比べると騒音がかなり小さく静かであると思います。
しかも折りたたみ可能で、コンパクトに収納可能です。
3本ローラーを検討している方はまずはコレ!!
なお、アリオンシリーズも毎回(毎年?)バージョンアップされ、商品名のArion以下は結構な頻度で変更されます。基本的な機能は変わらないと思いますが、コチラから最新のアリオンシリーズをチェックしてみて下さい。
こちらも海外通販サイトWiggle(ウィグル)から格安で購入可能です。楽天とAmazonより圧倒的に安いです。次点として安いのはCRCでの購入ですね。どちらも価格は変動的なため、随時チェックですね。
楽天、Amazonは35,000円超えますが、WiggleとCRCは25,000円以下くらいで入手可能です。
予算に余裕があるなら・・・
予算に余裕があるのであれば、3本ローラーとしておすすめできるのが、やはり負荷付きローラーです。特にエリート Eモーションは最もポピュラーな負荷付き3本ローラーの一つですね。3段階の負荷調整が可能です。
その他国内メーカーミノウラのおススメ3本ローラー
2015/6/10記事追加
3本ローラーの是非について。
なぜ3本ローラーがおすすめなのか。なぜ負荷付き3本ローラーがよいのか
こちらの記事にまとめましたのでご覧下さい。
騒音対策にトレーニングマットを
やはりどのローラーを使っても騒音は出てしまいます。特にマンションにお住いの方は近隣住人の方々に迷惑のかからないよう配慮に迷うところでしょう。
防音効果のあるゴム製のマットやコルクマットを敷けば防音効果は期待できるのですが、ローラーメーカーの老舗エリートからも専用のトレーニングマットが製品化されているので、こちらも要チェックです。
こちらのトレーニングマットはどちらかというと防音というよりも床への傷防止程度の効果でしょう。めっちゃ薄いし・・・。
Wiggleから一番安く購入できるようでした。
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