用意する道具は2つ!
タイヤ交換の際に用意する必要があるのは基本的に2つの道具でうす。
- タイヤレバー
- 空気入れ(フロアポンプ)
タイヤレバーはどのタイヤレバーでも大体1,000円以下で入手可能です。
私はパナレーサーのタイヤレバーを使用しています。最もスタンダードなタイヤレバーの一つでしょう。
空気入れは使用するバルブのタイプ(英式・仏式・米式)に合っていれば基本的に何でも大丈夫なのですが、おすすめフロアポンプはコチラに記載していますのでご参照下さい。
まずは動画!クリンチャータイヤ交換方法
【タイヤの外し方編】写真でポイント解説!クリンチャータイヤ交換方法
まずはクリンチャータイヤの外し方から写真解説付きで見ていきましょう。やはり実践してみてコツをつかむのが重要ですね。何事も挑戦ありきです!
ここでは初めての方もタイヤ交換に挑戦できるよう分かり安くタイヤの着脱方法を写真付きで解説しています。この通りにやれば問題なくタイヤ交換ができるはずです^^
ただ、初めてタイヤ着脱を挑戦される方で、もし万が一失敗して、どうやってもどうしたらよいか分からなくなったら恥ずかしがらずに近くの自転車屋さんに相談しましょう(笑)
0.タイヤを外す
まずは車体とタイヤを分離させましょう。まずはブレーキアーチを緩めます。そしてタイヤについているクイックリリースレバーを下げ、7回ほど回転させると緩まります。
その後、車体を引っ張ってあげるとタイヤが簡単に外れます。
後輪の場合はレバーを回す必要がありません。 レバーを下げたら、リアディレイラ―を下に下げて緩めるとタイヤが外れやすくなります。
1.空気を抜く
まずはタイヤとチューブを外しやすくするために空気を抜きましょう。
フレンチバルブの場合はバルブを緩めて、緩んだバルブを押し込むと一気に空気が抜けます。
またリムナットがついている場合は、この時点で外してしまって大丈夫です。
2.タイヤを揉む
これはあまり他の記事では書かれていないテクニックなので。
空気を抜いたあと、少しタイヤをもんで左右にグイグイするとタイヤを外しやすくなります。 あまり力を入れ過ぎるとチューブを傷つけてしまうので注意です。
3.タイヤレバーを差し込む(1本目)
クリンチャータイヤ内のチューブを外すための準備を行います。まずはバルブの一つ横のスポークあたりにタイヤレバーを差し込んでスポークに固定しましょう。
4.タイヤレバーを差し込む(2本目)
タイヤスポークを1本はさんだ位置あたりに2本目のタイヤレバーをセットします。
5.タイヤレバーを差し込む(3本目)
最後に1本目と2本目の間に3本目のタイヤレバーをセットします。
6.タイヤレバーを滑らせて片側を外す
2本目のタイヤレバーを外側に力を入れてリムとビートの間を滑らせるようにしてスライドさせます。リムとタイヤの片側を外すことが可能です。
もしスライドさせにくい場合は、タイヤレバーを少し外側に引っ張る力を強めてあげるとスムーズにスライドできます。
うまくスライドできなくても最終的にタイヤの片側は外れればOKです。
タイヤビートの片側はリムについたままの状態で大丈夫です。
7.チューブを引っ張り取り出す
タイヤの中からチューブをゆっくり引っ張りだしましょう。バルブ部分は最後に取り出すので、バルブの横からスタートして一周回るような形でタイヤとチューブを外していきます。
8.バルブを抜く
最後にバルブ部分をゆっくり抜きます。
9.もう片側をリムから外す
チューブを引き出し終えたら、片側のタイヤビートをリムから外します。一か所外せば残りは簡単に外れるはずです。 これでタイヤの外し方は完了です。
↑外したタイヤの裏側(ミシュランPro4サービスクルス)
【タイヤのハメ方編】写真でポイント解説!クリンチャータイヤ交換方法
1.チューブをなじませる
買ったままの状態のチューブは折り曲がった状態になっています。
チューブを交換する場合は、チューブを軽く引き伸ばしてなじませてあげましょう。
2.タイヤの片側をリムにハメる
タイヤを外す時と逆の動作です。まずはタイヤの片側だけをリムにハメていきます。
この時、ホイールのバルブの穴がある位置とタイヤのロゴの位置を合わせると、後からバルブをハメる時や、タイヤの位置を確認する時に分かり安いです。
また、コンチネンタル製のタイヤなど、タイヤに進行方向がある場合は要注意です。タイヤのむきを間違わないようにしましょう。
3.チューブに軽く空気を入れる
ここもポイントです。
チューブをセットする前に、かるーく空気を入れておきましょう。 こうする事により、後でチューブをはめ込んでいく再にリムとタイヤの間にチューブが挟まりにくくなります。
チューブに空気が全く入っていないフニャフニャなチューブだと、タイヤにハメにくく、リムとタイヤに挟まれてチューブが傷つきやすいので要注意です。
4.バルブ部分を装着する
チューブを装着する際は、外す場合と逆で、バルブからはめ込んでいきます。
ホイールの穴にバルブを差し込んで固定しましょう。
5.タイヤの中にチューブをはめ込んでいく
バルブをハメて固定したら、バルブ位置からタイヤの中にチューブを押し込んでハメていきます。左右交互にバランスよくチューブをはめ込んでいくとよいでしょう。 少々コツが要りますが、リムの上にチューブがうまく乗っかるように確認しながら作業を進めていきます。
6.チューブが挟まっていないか確認
チューブをハメ終えたら、タイヤとリムの間にチューブが挟まっていないかこの段階で一度確認しましょう。
7.タイヤをはめ込んでいく
さて、ここから少し難しいところです。
タイヤビートの片側をリムにはめ込んでいきます。
このハメ方は人によってやり易い方法が異なるのですが、私の個人的なやり方としては片方の手の親指と、もう片方の手の平を利用して親指で抑えながら手の平でタイヤを押し上げていくとうまくハマります。
8.最後がなかなかハマらない
これは誰もがぶつかる壁でしょう。柔らかいタイヤだと7の方法で最後までハマってくれるのですが、ミシュラン等、比較的固いタイヤは最後まで手でハメることが難しいです。
その場合は、タイヤのチューブの空気をちょっとだけ抜いて柔らかくし、親指で押し上げるように、もしくは手の平の付け根あたりを使ってはめ込んでいきます。
ここは結構力技です。踏ん張り所です。
断の一手
それでも、どうしても!どうしてもハマらない時は最後の手段としてタイヤレバーを使用してはめ込んであげる方法もあります。
ちょっとチューブの空気を抜いて、タイヤレバーをビートとリムの間に差し込み・・・グイっと上へ持ち上げてあげましょう。すると、タイヤがうまくリムの中に納まってくれます。
ただし、チューブが傷つきやすく、正直あまりおススメできる方法ではありません。かなりの高確率でチューブがリムとタイヤの間に挟まり、空気を入れた際にパンクします。
この方法はホントのほんとの最終手段です。チューブを挟まないよう細心の注意を払いましょう。また最後に必ずチューブがリムとタイヤの間に挟まっていないか、確認しましょう。
9.チューブが挟まっていないか再度確認
タイヤが全てリムに納まったら、タイヤとリムの間にチューブが挟まっていないか再確認します。ここでチューブが挟まっていると、走った時にリム打ちパンクが発生するので要優位です。挟まっていたら丁寧にリムとタイヤの中に閉まってあげましょう。
10.リムナットを締める
リムナットが使われているバルブはこの時点でリムナットを締めてしまいます。
11.空気を入れる
チューブにもう一度空気を入れてあげます。
十分な空気が入ると、チューブが膨らむため、9で締めたリムナットの位置がまた下がってくるので、もう一度締めてあげます。
これでタイヤの装着は完了です。
12.ホイールをフレームにハメる
完成したタイヤを車体にはめ込んでいきます。外した時と同じようにクイックリリースを7回ほど回し、レバーを軽く持ち上げて水平位置で止まったらレバーを締めます。
最後にブレーキアーチを締め忘れないようにしましょう。
13.タイヤ交換完了
ここまでできれば無事タイヤ交換ほぼ完了です。あとは、タイヤを正面から見て、まっすぐになっているか確認しましょう。
具体的には、ブレーキシューとタイヤの隙間が均等になっているかどうかです。
これが均等でない場合はホイールを車体にハメる際にズレが生じている可能性がありますので、もう一度ハメなおして確認してみましょう。
タイヤがバッチリハマっていれば、あとは数分テスト走行して違和感がなければOKです^^
タイヤ交換お疲れ様でした!!
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