ロードバイク徹底比較.comがおすすめするロードバイクタイヤ2018年版!。
ここでは、2017年12月までに実際に私が試したタイヤの中で特に評価が高かったロードバイクのおすすめクリンチャータイヤ3位~1位を紹介します。
当記事では総合的に評価の高いタイヤのランキングを書いております。用途別のランキングは下記記事をご参照下さい。
→ロングライド向けおすすめタイヤ2018年版
→ヒルクライム向けおすすめタイヤ2018年版
評価基準
タイヤの評価基準は以下の5点です。
- 転がり抵抗の少なさ
→タイヤと路面が接する際に生じるエネルギー損失の少なさを表します。一般的にこの抵抗が少ないほうが性能のよい(よく進む)タイヤとされます。 - グリップ力
→タイヤと路面の摩擦力。ふんばり力。グリップ力が高いとコーナーでの安定性や向上します。 - 振動吸収性
→路面からの衝撃を緩和する性能を示します。 - パンク耐性
→タイヤの摩耗耐性、トレッドの強さ、サイドカットに対するパンクのしにくさを示します。 - コストパフォーマンス
→価格と性能の相対的な費用対効果を示します。
3位:ミシュラン Power コンペティション
ミシュラン Power コンペティションの評価 | |
転がり抵抗の少なさ | ★★★★★ 5点 |
グリップ力 | ★★★☆☆ 3点 |
振動吸収性 | ★★★☆☆ 3点 |
耐パンク性 | ★★★☆☆ 3点 |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ 4点 |
総評(25点満点) | 18点 |
仕様 | サイズ:700×23 C 重量:約195g サイズ:700×25 C 重量:約215g |
TPI | 3×180 ※180 TPIの3層構造 |
適正空気圧 | 6~7 bar 87~103 PSI |
価格(1本あたり) | ¥5,900くらい |
※購入店、ECサイトにより販売価格が異なります。
おすすめタイヤランキング2018年の第3位は昨年に引き続き、ミシュランPOWERコンペティションです。2017年は第2位に位置していましたが、2018年は他のおすすめタイヤがランクインしたことにより第3位に・・・。
ミシュランPro4の後継機でミシュランのフラッグシップモデルとなるのがこのタイヤです。転がり抵抗の低さはトップクラス。本当によく転がります。実走感覚としてはかなり乾いたタイヤで固いです。路面との抵抗はかなり低い反面、グリップ力はやや乏しく、コーナーでの安定性や、振動吸収性には欠ける所があります。のり心地はあまり求めない方がよいかも・・・。
パンク耐性についてもやや不安が残ります。相変わらずのひび割れやすさです・・・。この辺は本当に何とかしてほしいミシュラン。
先述したように、転がり抵抗の低さはかなり突出しているので、平坦ストレートの多いレース向け。距離の短いクリテリウムなどが最適だと思います。完全なレース仕様のクリンチャータイヤです。それ以外はあまり多くを求めてはいけません。
ミシュランPOWERコンペティションのインプレ記事
ミシュランPOWERコンペティションのインプレ記事を追加しました。
→コチラ
最安値で購入できるサイト
発売当初は1本8,000円近くした高級タイヤでしたが、5,000円前後になりかなりお求めやすくなりました。
私はAmazonで購入しましたが、その後海外通販のWiggleやCRCでかなりの割安で取り扱われるようになりました。2本セットであれば送料無料なので、Wiggleを利用してもよいでしょう。
Wiggleでのラインナップはコチラから
CRCでの価格チェックはコチラから
【まとめ】ミシュラン Power コンペティションはこんな人におすすめ
- クリテリウムレース向けのタイヤを探している
- 転がり抵抗の低さを重視したい人
参考記事
2位:ヴィットリア コルサ
ヴィットリア コルサ評価 | |
転がり抵抗の少なさ | ★★★☆☆ 3点 |
グリップ力 | ★★★★★ 5点 |
振動吸収性 | ★★★★★ 5点 |
耐パンク性 | ★★★★☆ 4点 |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ 4点 |
総評(25点満点) | 21点 |
仕様 | サイズ:700×23 C 重量:約235g サイズ:700×25 C 重量:約240g サイズ:700×28 C 重量:約265g |
TPI | 320 |
適正空気圧 | 7~8 bar (100~115 PSI) |
価格(1本あたり) | ¥8,000くらい |
※購入店、ECサイトにより販売価格が異なります。
2018年版ロードバイクタイヤおすすめランキング第2位はヴィットリアより「ヴィットリア コルサ」です。
発売当初から評価の高かったこのタイヤですが、特記すべきは何といってもその乗り心地とグリップ力、安定性。非常にバランスの良いタイヤです。
グラフェンという素材を使用し、コットンケーシングも使われていることから、非常になめらかな走り心地を味わうことができます。
平坦ストレートでの転がり抵抗の低さではミシュランPOWERコンペティションに劣るものの、総合的な走りにおいてはこちらの方が上でしょう。
コーナーが多く、テクニカルなコースではかなり実力を発揮してくれるはずです。また、振動吸収性、乗り心地、パンク耐性も高いため、ロングライドにもおすすめできるタイヤでもあります。私はこのヴィットリアコルサで合計2500kmくらい走りましたが、パンクは一度もありませんでした。
出典:http://www.vittoriajapan.co.jp/vittoria/corsa/
インプレ記事
新ヴィットリアコルサで300km走った後のインプレ記事はコチラから
最安値で購入できるサイト
海外通販サイトではCRCでの購入が最も安いかもしれません。(2017年12月時点)
同じくWiggleにもヴィットリアコルサは取扱いがありますが、やや高めの印象。現在価格はコチラからご確認下さい。
国内からはAmazonや楽天から入手は可能です。
ただしどちらも定価に近い価格です。
【まとめ】ヴィットリア コルサはこんな人におすすめ
- 乗り心地や安定性のあるタイヤを求めている!
- コーナーでのグリップ性能を重視したい!
- レースからロングライドまでオールマイティに使いたい
参考記事
1位:ピレリ P ZERO VELO(ヴェロ)
ピレリ P ZERO VELO(ヴェロ) | |
転がり抵抗の少なさ | ★★★★☆ 4点 |
グリップ力 | ★★★★★ 5点 |
振動吸収性 | ★★★★★ 5点 |
耐パンク性 | ★★★★☆ 4点 |
コストパフォーマンス | ★★★★☆ 4点 |
総評(25点満点) | 22点 |
仕様 | サイズ:700×23 C 重量:約195g サイズ:700×25 C 重量:約210g サイズ:700×28 C 重量:約230g |
TPI | 127TPI×3 |
適正空気圧 | 7~8 bar (100~115 PSI) |
価格(1本あたり) | ¥7,000くらい |
※購入店、ECサイトにより販売価格が異なります。
2018年ロードバイクおすすめタイヤ第1位は、ピレリ P ZERO VELO(ヴェロ)です!!
このタイヤは、モータースポーツタイヤ界の大御所ピレリが約50年ぶりにロードバイク用タイヤを開発し、2017年に発売となった超新星タイヤです。発表当初はロードバイク界に激震が走りました。そして、実際にモータースポーツタイヤ王者に恥じない性能を発揮し、かなりの評価を得ました。
私も買わずにはいられず、発売されてすぐにこのP ZEROヴェロを購入し走りましたが、とても50年ぶりのロードバイクタイヤとは思えない超高性能。
転がり抵抗だけで見るとミシュランPOWERが勝ってしまいますが、その他のグリップ力、振動吸収性などはヴィットリアコルサと同等か、それ以上のレベルとなっています。
転がり抵抗だけで見るのであれば、TT用タイヤであるP ZEROヴェロTTの方がよりよく転がるようになっているので、そちらはミシュランPOWERを凌ぐかもしれません。(残念ながら私は未使用)
性能評価自体はヴィットリアコルサと拮抗していますが、振動吸収性はピレリの方がよいかな?とも思います。
こちらもレースからロングライドまで幅広く使えるタイヤです。
もしこのピレリP ZEROヴェロが今後バージョンアップする機会があれば、さらに驚くべき性能になることでしょう。その期待値も含めて2018年総合タイヤランキング1位としました。
インプレ記事
ピレリ P ZEROヴェロのインプレ記事はコチラから
最安値で購入できるサイト
発売当初は海外通販のWiggleやCRCでしか売ってませんでしたが、現在は普通に楽天やAmazonでも取り扱いが開始されました。
値段もそこまで変わらないので、国内のAmazonや楽天の方がお手軽かもしれませんね。
【まとめ】ピレリ P ZERO ヴェロはこんな人におすすめ
- レースからロングライドまでオールラウンドタイヤを探している
- モータースポーツ界の王者の貫禄を実感したい!
- 乗り心地を重視したい
参考記事
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