パナレーサーRACE A Evo4インプレその②実走編

前回のインプレその①に引き続き、パナレーサーRACE A Evo4インプレその②実走編です!

約100km程走ってきたのでファーストインプレですね。

果たしてこれまでの評価を覆してくれるのでしょうか・・・。

インプレ条件

インプレの条件はヴィットリアコルサやコンチネンタルグランプリ5000とほぼ同じような条件で行います。

やはり比較対象はこの2つですからね!

 

乗る人:私
体重:53kg
タイヤ:パナレーサーRACE A Evo4 25C
ホイール:ボーラウルトラ50
チューブ:ヴィットリア ブチルチューブ
チェーンオイル:AZ Blc-004 ロードレースSP
空気圧:7bar
天候:晴れ
路面:ドライ

 

参考記事

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まずは見た目こんな感じ

まずは見た目。

今回はサイドカラーをレッドにしたので、見た目は派手になりました。

サイドカラーは不要という方も多くいらっしゃいますが、私としてはロードバイクの見た目も楽しみたいですし、サイドのカラーを変えたりするのは結構好きです。

私のロードバイクの場合はレッドかホワイトが締まって見えますね。

 

見た目はかっこいいです。

 

そう、見た目は・・・。

実走インプレ

私はパナレーサーRACE AををEvo2、Evo3と使ってきましたが、その評価はどれも

 

「・・・微妙」

 

というのが正直なところでした。

しかし、このEvo4に進化したパナレーサーはきっとこれまでの評価を覆してくれる!

そんな期待を込めて走りました。

漕ぎだし

 

 

▂▅▇█▓▒░(‘ω’)░▒▓█▇▅▂ うわあああああああああ

 

・・・だめだー。

 

重い。

 

 

モッサリしてしまう。

 

Evo2、Evo3で感じたモッサリ感は健在だった!!!!!

 

何というでしょうか、この「モソ」っと動き出す感じ。

 

パナレーサーRACE A Evo4転がり

そして肝心の転がり抵抗は・・・。

 

 

申し訳ないが、体感で分かるレベルでコンチネンタルグランプリ5000には遠く及ばなかった。

 

いや、決して悪いタイヤではないのですが、ヴィットリアコルサやコンチネンタルグランプリ5000と比較してしまうと、どうしても時速30km到達とその後の伸びに差が出てしまいます。

ややタイヤが地面にへばりつくような独特な感覚を覚えます。

 

このへばりつきはZSGアドバンスドコンパウンドのせい(おかげ?)なのか分かりませんが、同じくらいのパワーで漕いだ際のスピードの伸びがあきらかにイマイチという大変残念な感想です。

↓タイヤ表面を拡大するとこんな感じ↓

↓サイドウォール↓

 

というか、本当にペダルが重く感じてしまうわけですよ。

 

また、明らかに転がりに差が出ていたと思うのは、下り坂での惰性回転です。

いつも同じ下り坂を下るのですが、(ほぼ無風状態)でコンチネンタルグランプリ5000やヴィットリアコルサで下った場合よりも時速3~4kmくらいスピードが出てない。

いつもは惰性で時速37kmくらいで下るのですが、気づいたら33kmしか出ていなかった、そんな感じです。

良かった点

い、いかん、

このままでは「やっぱりダメだった」で終わってしまう!

 

ということで、無理やり良かった点を挙げてみましょう。

グリップ力

コーナーでのグリップ力は確かに向上したと思います。

これは今回のEvo4から採用された丸味を帯びたタイヤ形状に起因していると考えられます。

比較用に昔撮ったEVO2のタイヤ形状を掲載します。

↓EVO2のタイヤ形状↓

ピントがボケていますが、EVO2(EVO3も同様)はタイヤの先端が尖っているのが分かります。これは転がり抵抗を削減するためのパナレーサーの特徴でした。

そしてEVO4のタイヤ形状↓

明らかに丸くなっています。

これまで転がり抵抗を減らすために「尖った」形状が特徴的だったパナレーサーですが、Evo4からはグリップ、安定性にかなりステータスを振り分けた印象です。

コーナリングの安定感はヴィットリアコルサやコンチネンタルグランプリ5000に勝るとも劣らず。

安心して体を預けることができました。

振動吸収と安定感

「タイヤが重い」と感じることの裏返しかもしれませんが、荒い路面での振動吸収と安定感はあります。

ヴィットリアコルサ コントロールに近い感じ。

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微妙な立ち位置

こうなってくると、このパナレーサーRACE A Evo4はかなり微妙な立ち位置のタイヤです。

レースには使えない。

かといって、ペダルが重たく感じてしまうので、ロングライドに向いているわけでもない・・・。

一体どのようなタイミングでこのタイヤを選択すればいいのか、今のところ明確な用途が見つかりません。

 

オールラウンドタイヤだったら価格面からもコンチネンタルグランプリ5000を選ぶでしょう。

ロングライドだったら間違いなくヴィットリアコルサです。

 

私はどこかで

 

これまでの「微妙」という評価を覆してくれるのではないか・・・?

 

と密かにこの国産タイヤのアップデートに期待していました。

 

そして結論が出ました。

 

 

・・・やっぱり微妙だった。

 

 

うーん、残念!!ゴメンなさい。

 

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