先日サイクリング・エクスプレススで購入したオーストラリアのメーカー「Cycliq(サイクリック)」のFly6[v]のレビューです。
Fly6[v]は、ロードバイク(その他の自転車も)のテールライトとHDドライブレコーダーを兼ね備えたモデル。
何回かバージョンアップを繰り返し、私がゲットしたのは2017年12月時点では最新の第3世代目。第3世代は商品名の後ろに[v]がついているようです。果たしてその使いがってとおすすめ具合は・・・?
Fly6の設定
設定・・・は特に難しい設定は必要ありません。
USB充電式なので、走る前にちゃんと充電しておけばOKです。
ライト正面から左側のボタンが電源ボタン。
これを長押しすると、ライトの点灯と同時にドライブレコーダーでの録画がスタートします。
車のドラレコとは違い、電源を長押ししたら、もう一度長押ししてストップするまでずっと録画し続けます。事故や衝撃の前後何分間を記録する・・・とかそんな機能はありません。
日付設定だけ忘れずに
難しい設定は必要ないと言いましたが、私は最初に時刻設定をするのを忘れていて、後で動画を見た時滅茶苦茶な日付と時間になってしまいました・・・。
時刻の設定方法、何も書かれてなかったので、最初は分からなかったのですが、調べてみてようやく判明。
①Fly6をPCにつないで、CONFIGという設定ファイルをメモ張などで開く
②一行目を「0」→「1」書き換える。(1にすることで変更フラグとして認識する)
③現在の正しい日時を書き直して上書き保存
④Fly6をPCから抜く
⑤電源ボタンを長押しして、設定を反映させる
という手順が必要でした。設定を保存してFly6を抜いて電源ボタンを押すまで、数秒必要なため、若干のズレは生じますが、まぁ問題ない範囲だと思います。
なお、月の表記は英語の略のみ使用可能です。
(Jan, Feb, Mar, Apr, May, Jun, Jul, Aug, Sep, Oct, Nov, Dec)
最初の日付設定だけ忘れないようにしましょう。
記録媒体はマイクロSDカード
Fly6購入時には8GBのマイクロSDが付属していました。これはありがたい。
1回の録画で記録可能な容量は32GBまでだそうです。
10分の録画で約900MB容量を喰います。
付属の8GBのマイクロSDだと、最大90分弱くらいの録画が可能です。
個人的には十分ですが、1日のライドを全部録画したい人にはちょっと足りないかもしれません。
32GBのマイクロSDに交換すると約360分(6時間)分の記録が可能ですね。
ライトの点灯パターン
テールライトの点灯パターンは次の4種類
・消灯
・常時点灯
・点滅(早い)
・点滅(遅い)
それぞれで明るさも3段階に調整可能です。明るさのパターン動画はコチラ。撮影ヘタクソで時々ボケててすみません・・・。
~0:10 常時点灯
~0:32 点滅(早い)
~0:57 点滅(遅い)
~1:19 常時点灯
です。
常灯も点滅も、テールライトの明るさとしては十分でした。
しかし、道路交通法的に点灯しかだめなのか、点滅でもOKなのかは各都道府県の条例と、反射板を付けているかいないかによって変わります。
車両等の灯火に関して細かく見ると
道路交通法(第52条第1項)
「夜間、道路にあるときは、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。」
となっており、尾灯の定義は各都道府県で若干変わります。(ほとんど同じですが)
東京都の場合は次のようになっています。
東京都道路交通規則第9条第1項2号
「赤色で、夜間、後方100メートルの距離から点灯を確認することができる光度を有する尾灯」
簡単にまとめると、基本的には
・後方に赤リフレクター(反射板)を付けている場合は赤色点滅でもOK
・リフレクターを付けていない場合は赤色点灯(常灯)じゃないとダメ
という決まりです。
コチラの記事にも書いていますが、テールライトが赤色である理由は、赤のほうが波長が長く、可視範囲が長いからです。
私の場合ロードバイクにリフレクター(反射板)は着けていないので、夜間は点灯にして使用しています。
あと、車からするとチカチカ点滅するタイプは意外とうっとおしいので、テールライトもフロントライトも基本点灯しか使用していません。基本的には常時点灯を使用する事になるでしょう。
見た目は・・・
カメラ付きというこで、普通のテールライトよりもやや大きめです。
シートポストに取り付けると結構目立ちます。まぁライトは目立ってなんぼなので、良しとしましょう。
エアロ系のシートポストに取り付けるアダプタもあるので、薄いシートポストにも対応しています。
重量は、ベルトやSDなども含めて実測値で132gでした。
バッテリーの持ち時間は?
夜間をメインに3時間以上走る場合は注意が必要です。
ドライブレコーダーで記録開始
電源ボタンを長押しすると「ピッピッピッ」と電子音が3回なったあと、録画がスタートします。
手動での作動なので、最初は自分の姿や腕が映ってしまいます(笑)
昼間は消灯状態で自然光のみで録画が可能です。なので明るいうちは点灯させなくても録画機能だけでOKです。消灯状態でもレンズの周りだけサークル状に少しだけ光っています。
記録形式はAVI形式。やや古い。せめてmpegにしてほしかった・・・・。
画質自体はドラレコとして全く問題ないレベルです。
実際に取った映像はコチラ
一つ目は千葉県柏市付近の車通りの多い市街地。車の状況がよくわかります・・・。
2つ目は千葉県の手賀沼を走った時の映像。ゆっくり流しているので、速度は時速30km程度です。
音も録音されていますが、これはカメラ周辺の音を少し拾うだけなので、マイクとしての機能はあまり期待しない方がよいです。
ホイールのラチェット音や風の音は入っていますが、自転車で会話する声や、周りを走る車のエンジン音などはほとんど入りません。
なお、上の映像を見ると、画面右下に日付と日時が書いています。先述したように、私は最初日付設定を忘れていました。なので変な日付と時間になっていますがご了承下さい。。。
皆様日付設定は忘れぬように。
Fly6の改善点、要望点
Fly6[v]はドラレコ機能、テールライト機能ともに申し分ない性能ではあります。
一つ気になる点があるとすると・・・・
電源を入れると必ずドラレコが作動してしまうこと。
これはメリットでもあり、デメリットでもあるのですが、個人的にはドラレコは作動させず、テールライトだけ作動させる機能もあった方がよかったと思います。
まぁ、ドラレコ目的で買ったのですから、電源ボタン一つで録画も点灯も同時にできた方が手間が省ける場合の方が多いのでしょうけど・・・。
テールライト+ドラレコを常に作動させる前提であれば、全てワンタッチで起動しますので、非常にシンプルでよいかと思います。
テールライト+ドラレコとしては非常におすすめ
このCyqlicFly6[v]ですが、テールライト+ドラレコという製品としては価格的にも性能的にもおすすめです。
最新の価格チェックはコチラから。
サイクリング・エクスプレスではVIP会員であればプライスマッチ機能も使えて比較的安く手に入ります。
Amazonでもフツーに売ってたけどね!
また、実は自転車用ドラレコとして2時間以上連続で記録できるものって結構少ないです。
前方を撮影するドライブレコーダーを付けているロードバイクはたまに見かけますが、まだまだリア用のドラレコを付けているロードバイクの割合は少ないと思います。意外と後ろからの追突事故だったり、後方が原因の事故も多いので、ないよりかあった方が良いです。
事故に限らず、集団のフォーメーション練習をする時なども、後から動きを確認する時に便利ですね。前方からの映像だけでは分からないことも多いです。
と、いう事で、久々にテールライトを買い替えて、ドラレコ機能も追加されて、満足しています。Fly6[v]、おすすめ!
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