シマノビンディングシューズS-PHYRE(エスファイア)RC9の性能まとめ

2016年9月、シマノから新しいロードバイク用ビンディングシューズのフラッグシップモデル「S-PHYRE(エスファイア) RC9」が発表されましたね。

コンポやウェア以外にもロードシューズのシマノとして確固たる地位を築いてきたシマノですが、今回のシマノシューズはこれまでと大きくことなる特徴を持っています。その詳細とおすすめポイントを見ていきましょう。

出典:http://www.shimano-lifestylegear.com/jp/fw/products/sphyre/

製品画像はシマノ公式HPより借用しています。

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初BOAダイヤル採用

今回はシマノ待望のBOAダイヤル式「Boa IP1 ダイヤル」の採用です。これまでのシマノシューズといえばバックルでシューズを固定する方法が主流でした。私が今履いているおすすめシューズ「シマノR171」もバックルで固定するタイプです。

↓私が履いているバックル式R171↓

このバックル式は賛否両論あり、スペシャライズドやフィジークなど他のメーカーの多くはダイヤル式を採用しています。シマノも昨今の業界主流にのっかってっきましたね。。。

出典:http://www.shimano-lifestylegear.com/jp/fw/products/sphyre/

BOAダイヤルとは?

そもそもBOAダイヤルシステムとはBOA(ボア)社が開発したダイヤルとワイヤーでシューズを締めて固定するシステムの事を指します。2001年にスノーボードブーツに初めて採用され、現在はロードバイクはじめゴルフシューズなどにも幅広く使用されています。ダイヤル式の固定シューズは多くありますが、BOAダイヤルと呼ばれるものは、このBOA社の製品を採用しています。

他にもダイヤル式は「atop社」製のダイヤルや「キュロウェイ」のCLS(Callway Lacing System)といったものもあります。どれも同じくダイヤルとワイヤーを使った締め付けですが、これまでのシマノのバックル式と比べてより細かな調整が可能となります。

S-PHYREのBOAダイヤルは2か所?

シマノ新シューズS-PHYREのBOAダイヤルは上下2か所あります。しかし、上のダイヤルはダイヤル自体がバックルの上に乗っかており、バックル+ダイヤルで固定するようなイメージとなっています。

出典:http://www.shimano-lifestylegear.com/jp/fw/products/sphyre/

バックルの上にBOAダイヤルが乗っかっているので、ダイヤル自体が動いてしまいます。正直この仕様は謎なのですが・・・。バックルなしでダイヤルのみで固定したほうが締め付けも固定位置も統一されて良い気がするのですが。大人の事情でしょうか・・・。

全体的なデザインは?

デザインもダイヤルが付いたことでこれまでのイメージとは大きく変わりましたね。シマノのハイエンドシューズに採用されている、シューズ全体の空気抵抗を極力削減したサラウンドラップ構造はそのまま採用。R171やSH-321とのハイブリットモデルのような印象を受けます。

出典:http://www.shimano-lifestylegear.com/jp/fw/products/sphyre/

カラーは3種類

カラーラインナップは3種類。「ブルー」「ホワイト」「イエロー」です。ブラックがなくなりましたね。珍しです。

ブラック基調のサイクリストにとっては悩ましいですね・・・。

ソールの硬さは?

シマノのソールには1~12までの剛性指数があります。

このS-PHYRE(エスファイア) RC9のソール剛性は最高剛性の12。素材はカーボンファイバーです。ソール剛性が高いほど脚のチカラがダイレクトに伝わるので、完全レース向けですね。

私が現在履いているR171のソール剛性は10でカーボン&グラスファイバー素材です。正直剛性10でも十分硬いのですが、よりカチカチな様子。

出典:http://www.shimano-lifestylegear.com/jp/fw/products/sphyre/

ちなみにこのソールの剛性指数はメーカー独自です。ボントレガーやスペシャライズドにもソール剛性指数がありますが、微妙に基準数値が違ったりします。

外着けヒールカップも採用。とにかく高剛性

今回初めて採用された外付けヒールカップ。かかとに外付けのカップを装着することで後方へのねじれを抑制しているようです。とにかく高剛性を狙った設計。

出典:http://www.shimano-lifestylegear.com/jp/fw/products/sphyre/

インソールは?

インソールは土踏まずの部分のパットが組み換え可能。3段階で高さを調整できるようすです。またオプションでカスタムフィット対応のインソールもリリースされている様子。

出典:http://www.shimano-lifestylegear.com/jp/fw/products/sphyre/

専用ソックスがある!

出典:http://www.shimano-lifestylegear.com/jp/fw/products/sphyre/

このシューズ用にS-PHYREロングソックスという専用ソックスも同時リリースされています。より効果的なペダリングのためにアンクルガイドが設計されています。(↓図のブルーの部分)

出典:http://www.shimano-lifestylegear.com/jp/fw/products/sphyre/

理想的な位置で足首を固定しやすくなるそうな。他にも湿度調機能や滑り防止機能など、シューズとの総合的な設計がウリのようです。足の甲のクッションを見ても専用設計っぽさが伺えます。 これまでシューズ+ソックスのセット設計はあまり見なかったので、注目したいところですね。

何かこの販売方法はどこかで見たような・・・。
あぁ・・・マビックホイールとイクシオン(タイヤ)のデジャヴか。ホイール+タイヤセットがマビック式と呼ばれるように、シューズ+ソックスはシマノ式販売の主流になるのでしょうか(笑)

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価格も大幅アップ

シマノシューズのフラッグシップモデルということだけあり、お値段も大幅アップです。。。定価で45,000円。以前のフラッグシップであったSH-R321が38,000円だったので、かなり強気の値段設定ですね。

S-PHYRE(エスファイア) RC9はどこで手に入る?

サイズ選びは最重要項目です。

シマノシューズのサイズは通常モデルと日本人の足の型に合わせたワイドタイプの2種類が存在します。ワイドタイプは若干足先が幅広くなっています。
またシューズサイズはインチ表記ですが、およそのサイズ対比表を掲載しておきます。これに従えば大体のサイズは合わせることができます。

が、最終的なサイズ調整は必ず専門店に行って専門スタッフと相談して行うことをおススメします。
足の形は人それぞれ異なるため、ワイドサイズが合うのか通常サイズが合うのか、自分で測ったサイズが適切なのか、1人ではなかなか正確な判断が困難です。 必ず客観的な計測と意見を貰ったうえでの決定をおススメします。

私がR171を購入した際は、最寄りのワイズロードさんに行って正確なサイズを測ってもらい、何回も実際に試着してサイズを決定しました。(私の場合はワイドタイプの40)

・・・そして家に帰ってPCを開いてWiggleで購入しました。
ワイズロードさんすみません。だって通販のほうが安かったんだもん。。。

専門店で試着→通販で購入

この流れは鉄板です。ただ、行きつけのお店とよい関係を築きたい場合はそのままお店で購入したほうがよいかもしれません(笑

今の所Amazonか楽天がお得

S-PHYRE(エスファイア) RC9は既にAmazon楽天などのネットショップで購入可能です。

2016年9月27日現在だと楽天のほうが5000円くらい安そうです。ただ、価格は変動するので随時チェックですね。

Amazonでの価格チェックはコチラ。最初の3つが通常タイプ、後ろ3つがワイドタイプです。リンク先でサイズが選択可能。

 

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