今回はディープリムホイールのカスタマイズ候補として検討されることが多い、カンパニョーロ バレット ウルトラ Cult 50の通販サイトでのインプレ・レビューをまとめました。 カーボンディープリム入門としては価格的にも人気の高い17万円前後で入手が可能な所もポイントですね。
今回は有名所の通販サイトであるWiggleからインプレ・レビューを引用させて頂き、まとめて見てみましょう。海外からの役に立ちそうなレビュー記事は翻訳して掲載させて頂きます。英語のレビューだと普段から読む方は少ないと思いますので。
バレットウルトラCult 50の基本性能
- ベアリング:CULTベアリング採用(ハブ外装はアルミ)
- リム:アルミ/カーボン一体化(ブレーキ部分はアルミ製)
- 重量:フロント727g リア863g(合計1590g)
- スポーク:きし麺状のエアロスポーク
- リムハイト:フロント50mm リア50mm
- カラーはダークラベルとライトラベルの2種類アリ
なお、バレットウルトラCULTはリムハイト50mmの他にリムハイト80mmもありますが、今回は50mmのみに焦点を絞ります。
普通の「バレット」と「バレットウルトラUSB」と「バレットウルトラCULT」の違いは?
よくバレットウルトラCult と比較されるのがノーマルの「バレット」と「バレットウルトラUSB」です。
ノーマルの「バレット」はハブもベアリングも「普通」で、重量も1755gとちょっと重め。全く別物のホイールと言ってよいでしょう・・・。
バレットウルトラUSBはハブにカンパニョーロのUSB(Ultra Smooth Bearing)が採用されています。USBはCULTベアリングの下位互換となります。
ノーマルベアリング→USB→CULTの順でベアリングの性能は高くなります。
CULTベアリングとは?
バレットウルトラCULTや他カンパニョーロ上位モデルに採用されているCULTベアリングとはそもそも何か?色々な所に情報は出回っていますが、念のため特徴をまとめておきます。
CLUTベアリングのCULTとはCeramic Ultimate Level Technologyの略です。セラミックボールベアリングと、ドイツのシェフラー社のCronitectクロムステンレス鋼製ベアリングレースを使用しています。このボールとレースの組み合わせにより非常に耐摩耗性が高くり、ベアリング自体の硬度も上がってます。
そのため、オイルやグリスなどが全く不要になるのが特徴です。(レース部分が錆びるため、少量のオイルを注油した方がよいという説もあります。)
カンパニョーロ公開情報によると、通常のベアリングより9倍滑らかであるとのことです。(詳細はコチラ)
USBはボールは同じくセラミック製ですが、ボールの受け皿であるレースは通常のステンレス製です。ステンレスはセラミックより柔らかく、グリスなしではステンレス製のレースが摩耗し削れてしまいます。
USBとCULTの差は硬さ・摩耗耐性の差。そしてグリスアップの必要性の差です。
Wiggleでのバレットウルトラ CULT 50レビュー
まずは海外通販サイトWiggleでのバレットウルトラ CULT 50の評価・インプレです。格安で有名な海外通販サイトのWiggleですが、バレットウルトラ CULT 50のレビューコメント数は現時点(2016年1月現在)で多言語含めて50件ほどです。平均評価が4.7という高評価。
参考になりそうなレビューをピックアップします。(英語レビューは翻訳しています)
投稿者:otayukoh様
評価:★★★★☆
アルミリムクリンチャートしては最強です。
道具沼に嵌り、思わずポチってしまいました。今までのシマノアルデュラ24との比較になります。
重量は前後合わせて400グラムの増量となりましたが、漕ぎ出しなどほとんど影響ありません。
巡行速度が30キロから32キロに上がりました。しかし最高速更新はなりませんでした。一番のメリットは「向かい風の時のスムーズさ」です。いままで30出せなかったような時でも、難なく目標巡行速度がだせます。あまりに楽なので風が弱いので はないかと思い、停車して確認してしまいました。向かい風の出力の軽減は劇的です。風向きを気にせず走ることができるようになりました。
ディープ度は50という記載ですが、実際は40です。風にも煽られずお手頃です。
買ってよかったと思います。
Wiggleで注文して5日後に届きました。驚くべき早さです。・・・初めてホイールを買う人にアドハイス。
付いていたホイールは30000程のものでした。次に買ったデュラエースは100,000円。今度買ったこれは割引なしなら200,000円。実は昨日ジップの404を試乗しました。フルカーボン。
はい。次はこれで、ってな感じです。
ジップの606いきます。ということで、どうせ50万100万という世界になるのですから、もう、市販されている最高のものを買った方が、最終的なコストは安くなる・・・と、思います。多分、ザクッとですが、10万で3 パーセント位出力を軽減できます。
沼の中からの叫びでした。
投稿者:投稿者:gagagasuto様
評価:★★★★★
迷いに迷ったが購入して本当によかったです。
平地での巡航は35~38k/h辺りがかなり楽になりました。その反面漕ぎ出しは軽くはないけど、重くもないかな。
登りは言わずもがな、軽量ホイールにはかないませんがツーリングでの登坂はコレで充分だと思います。
下りはCultベアリングということもあり踏まなくても加速していく感じがします。
なにより見た目が一番ですよコレ!
投稿者:idewe 様
評価:★★★★★
丈夫で良く回る。
練習から試合まで使用しています。
クリンチャーなのでパンクしても安心、ラフに使用してもふれる事も無く良く回ります。平均速度も2〜3キロアップした感じです。ロングライド~ヒルクライムまで使用していますが、さすがにヒルクライムの練習には適しているとおもいますが、試合用には厳しいかもしれません。平地〜多少のアップダウンには最高です。 見た目もかなり良いのではないでしょうか。
投稿者:Crashcourse 様
評価:★★★★★
※英語レビューより翻訳
バレットウルトラ CULT 50ファーストインプレッションです。
まだバレットウルトラ CULT 50で150kmくらいしか走っていませんが、今の所高評価です。しかし100%パーフェクトというわけではありません。
【良かった点】
1)とても静かでスムーズ。ラチェット音は耳を傾けないと聞こえません。
2)ルックスがイタリアらしくとてもよい。
3)横風の影響は思っていたより少ないです。この点についてはとても驚きました。ディープリムの空力性能のお陰で、向い風の時でも楽に会話しながら時速35km以上出すことができます。
4)時速30kmを越えた辺りからの転がりがとても良いです。よく回ります。
【悪かった点】
1)出だしがやはり少し重く感じます。回転が乗るまでやや時間がかかる気がします。
2)ヒルクライムには向いていません。練習では構いませんが、ヒルクライムレースとなると、軽量ホイールに交換したほうが良いでしょう。
全体的なインプレとしてバレットウルトラ CULT 50はとてもよいホイールでした。おすすめできます。セールなどで少し安くなればお買い得なホイールでしょう。
投稿者:Eddy123様
評価:★★★★★
※英語から翻訳
とても素晴らしいホイールでした。よく反応し、剛性もあり快適です。
バレットウルトラ CULT 50のラチェット音も言われている程うるさすぎず、ちょうどよい音を出してくれます。横風の影響もあまり感じませんでした。
バレットウルトラ CULT 50での平地での巡航はディープリムのお陰で快適になります。50mmのリムハイトの効果はあるようです。少し高価ですが、それ以上の価値はあるホイールだと思います。
Wiggleの引用元はコチラ
バレットウルトラ CULT 50のインプレ・評価まとめ
さて、カンパニョーロ バレットウルトラ CULT 50のインプレ集、評価はいかがでしたでしょう。
改めて見ると、やはり全体的に評価が高いバレットウルトラ CULT 50。初めてのディープリムホイールカスタマイズに選ばれた方や、価格的にBORAシリーズには手は出ないがバレットなら・・・という方の割合が多いようです。特に初めてディープリムにされた方は平地での巡航速度の向上に定評があるようですね。
コスト的にもカーボンディープリムとしては手の届きやすい価格帯でもあるので、予算15~20万円くらいで検討されている方にとってバレットウルトラ CULT 50は大きな選択肢の一つとして入るホイールとなるでしょう。
バレットウルトラ CULT 50格安での購入?
Amazonだとバレットウルトラ CULT 50の購入価格は19万~22万円程ですが、Wiggleだと大体いつも14%オフ以上は見込めるので16万円台で購入が可能だと思います
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