しばらくロードバイクに乗っていなかったせいか、どうもリアディレイラーの様子がおかしい。
2速目、3速目あたりにギアを入れて走ると
カタッ・・・カタッ・・・カタッ・・カタッ
と異音、というか音鳴りが酷い。
まぁ、これは回転体の宿命といいましょうか、しばらく走っていなかったり、メンテしてなかったりすると誰でも起こりうる問題です。
だいたい原因としては決まっています。
ワイヤーの緩み・張りすぎ
ディレイラーそのものの位置のずれ
のどちらかというのが鉄板ですね。この辺であれば自分だけでも調整できるので、ディレイラー周りの異音が気になる方はちょっといじってみると良いかもしれません。
1. ワイヤーの緩み・張りすぎ
シフトレバーとディレイラーをつないでいるワイヤーの張り具合を微妙に調整して、スムーズに変速するポイントに合わせる作業です。
これは手でアジャスターを調整するだけなので、工具なしでも簡単。
左に回すと緩まってチェーンが内側に調整されます。
右側に回すと締まってチェーンが外側に調整されます。
このアジャスター調整は意外とシビアで、一回転してしまうとかなり変速感覚が変わってしまうので、ペダルを回しながら少しづつ、4分の1ずつくらいずつアジャスターを回していきましょう。
さて、これで直るかなと思ったら、今回はこれだけでは解決しなかった。
なので次の手段はディレイラーの位置調整に移ります。
2. ディレイラーそのものの位置のずれ
恐らく今回の異音の原因はこれ。
ディレイラーの位置調整はトップ側とロー側で2か所ネジを調整する場所があります。
トップギアに入れた際の位置調整は上のボルト。
ローギアに入れた際の位置調整は下のボルトを調整していきます。
この調整は六角レンチが必要なので、素手ではできません。
両方とも動きとしては同じです。
トップ側の調整
ギアをトップに入れた状態で調整します。
ボルトを左回転すると緩まってプーリーの位置が外側にずれていきます。
逆にボルトを右回転すると締まってプーリーの位置が内側にずれていきます。
これを微調整します。
ロー側の調整
ギアをローに入れた状態で調整します。
ボルトの動きはトップ側と同じです。
今回私の場合はトップ側の調整で異音が解消しました。
ロー側は特に問題なかったのでそのままです。
シマノの公式マニュアルを参考にする
この辺の調整は、色々とネット記事を調べるよりも、シマノが出している公式のマニュアルが一番分かりやすいですし、確実な情報が載っています。(シマノユーザーオンリーですが・・・)
コチラのマニュアルはデュラエースRD-R9100と、アルテグラRD-R8000に対応しています。
その他105やマウンテンバイクのコンポのマニュアルは全て下記の公式サイトで網羅でき、ダウンロードできるので是非ご参考に
意外と見ないよね公式マニュアル・・・
念のためショップに持ち込み点検
普段、ディレイラーの位置なんてのはホイールを交換したときにくらいしか調整しないので、なぜこうなったのかは今のところ不明。
やや不安が残ったため、久々の点検を兼ねてショップに持ち込み点検してもらいました。
私はよくバイシクルセオで点検してもらいます。
チェーン店の点検は何か賛否両論ありますが、私が行っている店舗のスタッフはなかなか腕前がよく、信頼しています。点検や調整の腕前はお店というよりそのスタッフによりけりですね・・・。
今回もその方に点検してもらい、結果的には異常なし。
調整後のひとっ走り
ひとまず安心感を経たところでひとライド。
変速も快調で、本来のデュラエースのスムーズなシフティングを取り戻しました。異音もなし。
この日は前回よりも暑く、気温は36度。
マジ全く秋に近づいている気配がしないのですが、まぁ9月なんてこんなもんでしょう。
先日の台風15号の影響もあって、道路には木の枝やら異物が色々と落ちているので、だいぶ慎重にロードバイクを走らせます。
今日も良い汗をかきました。
やはりロードバイクは楽しいわい。
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