発売からしばらく経ちましたが、とうとう買ってしまった。
私が大好きなロードバイク用チェーンオイル。
ヴィプロス社の最高傑作「Rossa-no(ロッサーノ)」がウチにやってきました!
まずはインプレ第1弾。
↑持ち運び用の点眼容器付き↑
前作「Blue-no(ブルーの)」の進化版?違いは?
このヴィプロスの新作チェーンオイルは、私もインプレを行ったヴィプロスチェーンオイルの最高傑作に一つ「ブルーノ」の兄弟分にあたるチェーンオイルです。
↓右がブルーノ。左がロッサーノ。文字通り青と赤。
↓インプレ記事↓
このブルーノに関しては、今のところ私の中では潤滑性能や耐久性、メンテナンス性において最強のチェーンオイルの一つでして、現在もメインオイルとして愛用しています。
販売価格2,500円という強気の価格設定ですが、それに見合う性能を持ち合わせた高級オイルです。
ロードバイクのチェーンオイルとしては同社のムオン、ケイテンやAZのBankなどを遥かに凌駕する超おすすめチェーンオイルなので、まだ使ったことない人は是非使ってみて!
サスペンド系オイルというジャンル
ブルーノのインプレでも説明しましたが、このブルーノとロッサーノに共有するのは「サスペンド系オイル」というジャンルに属するチェーンオイルであるといこと。
これまでチェーンオイルには
ドライ系
ウェット系
セラミック系
という3ジャンルが主でしたが、ここにきて新たなジャンル「サスペンド系」を提示してきたのがこのブルーノです。
ポイントを言うと・・・
サラッとして汚れにくいのに、しっかりと被膜を形成して潤滑してくれる
と言うものです。
もっと簡単に言うと
ベースオイルの成分、添加剤の成分や割合については非公開とされ、ヴィプロス社の「独自処方」として紹介されていますので、詳細は不明。
チェーンオイルは耐久性と防汚性を両立することが非常に難しいのですが、ブルーノはその両方を克服し、理想に近い形で両立させたチェーンオイルといっていいでしょう。
ブルーノとの違いは防汚性能
ロッサ―のはブルーのよりも約10%程度被膜設定を薄くし、より高い「防汚性」を追求したオイルとなっています。
被膜設定を薄くしたということは、その分チェーンを覆う膜を薄くし、潤滑と摩耗耐性(耐久性)を引き換えにチェーンにホコリや粉塵が付着するのを抑えた仕様ということ。(だと思う)
ブルーノよりも更にサラサラ計のオイルということになります。
ロッサーノの防汚性は必要なのか?
ここで疑問となるのは、防汚性をそこまで追求する必要があるのか?
ということです。
これまでブルーノを使用していた私としては、ブルーノですら十分すぎるほどの防汚性を持っているという印象です。
ブルーノのインプレでも書いたように
シャバシャバ系オイルでAZ BIc-007 BANKやヴィプロス ケイテンなどのレース用超潤滑オイルと同等の潤滑性能を持ちながら、粘性の高いオイル並みに飛散しない。
この一見矛盾した状態を作りだす事ができるヴィプロスのブルーノ。
というのがブルーノを超おすすめできる最大の理由でした。
ここで耐久性を犠牲にして防汚性を高めるということは、よりメンテナンス性を重視したオイルということですが、ここまでの高級オイルとなるとやはりレース向けに使ったり、「ここぞ!」というタイミングで使う人が多いのでは?
その場合にそこまで防汚性能を気にするのか・・・という事がどうしても疑問点として残ってしまいます。
全ては実走インプレの中に
というのが実際にロッサ―ノを使用する前の素直な感想です。
今回はインプレその①ということでここまでですが、次回インプレ②はいよいよ実走。やはり想像ではなく性能を体感するのが一番です。
これでヴィプロス社のチェーンオイルを試すのは4種類目となります。
果たしてロッサーノはブルーノを超えるおすすめチェーンオイルとなるのか。その性能やいかに。
次回お楽しみに。
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