パナレーサーRACEシリーズにおいては2015年にEvo3シリーズが発売されたことは記憶に新しいですが、2016年3月末になって以前から保有していたパナレーサーRACE A Evo2の25Cタイヤを履いてみることにしました。実はサイクリングエクスプレスよりこのRACE A Evo2 25Cのブルータイヤを提供頂いていたのですが、まだインプレができていなかったまま今回に至ります。。。
Evo3が出たのに今さらEvo2かよ!?と思われるかもしれませんが・・・・。
コチラの記事にも書いたように、Evo2とEvo3の大きな違いは主に耐パンク耐性です。今回はその違いを実験することはできませんが、パナレーサーRACE Aの基本インプレとタイヤサイズ25Cを使ってみた感想として捉えて頂けると幸いです。
パナレーサーRACE A Evo2 25Cの基本スペック
まずはパナレーサーRACE A Evo2 25Cの基本スペックのおさらいです。コチラのタイヤランキング第4位に書いている通りなのですが転載しておきます。
サイズ23Cの場合
カタログ重量:210g
サイズ25Cの場合
カタログ重量:240
ちなみに今回の25Cタイヤの重量実測値はこんな感じでした。
ひとつめ263g
ふたつめ264g
え!?めっちゃ重くない??カタログ重量より20g以上重いですよ。
うちのキッチンスケール壊れてる??・・・と思ったけど、正常だった。これは何なのだ?カラータイヤだからだとしてもここまで差は出ないはず。うーむ、これは雲行きが怪しくなってきました。。。
タイヤのコンパウンドに注目してみる
では気を取り直して・・・・。
そもそもこのタイヤの良い所はコンパウンドへのこだわり。独自の「ZSGデュアルコンパウンド」というコンパウンドが採用され、ドライ面、ウェット面でも抜群のグリップ力を発揮することができます。 ケーシングには「AX-αコード」という素材を採用しており、転がり抵抗にも前作のノーマルEvoより大幅な改善が見られます。
↑表面に若干白い粉が付いているのは新品タイヤによく付着している劣化防止剤の一部。走行していくうちに取れる。
パナレーサーRACE A Evo2 25Cの外見
これまで使用していたタイヤはシュワルベワン23C(シュワルベワンのインプレ詳細はコチラから)です。シュワルベワン23Cとパナレーサー25Cの見た上から見た時の差はこんな感じ。
↓シュワルベワン↓
↓パナレーサー↓
真がピンボケしていて分かりにくいですが、パナレーサーのほうがトレッド中央が厚くなっており、上から見るとやや三角に尖がっています。
また25Cということもあり(写真じゃ分かりにくいですが)幅も肉厚感があります。
全体の外見
今回サイクリングエクスプレスより提供頂いたパナレーサーRACE A Evo2のカラーはブルーラインです。意外と濃いブルーで、全然目立ちません・・・。
しかもバーテープが赤なのにタイヤが濃いブルー。全然マッチしませんでした(笑)
これは気分転換に次回バーテープを青に変更します。。パナレーサーRACEにもう少し明るいブルーがあればなぁ。理想としてはミシュランPro4のデジタルブルーっぽい色です。(コチラ)
25Cの転がり抵抗と空気抵抗は?
メーカーやタイヤによって同じ23Cと25Cでも微妙に差があるので、単純な比較とはなりませんが、やはり見た目は太く感じます。なお、23Cと25Cによる転がり抵抗の差はコチラの記事を参照下さい。23Cであろうが25Cであろうが転がり抵抗の差は全て空気圧次第。
ちなみに今使用しているホイールはカンパニョーロのシャマルウルトラです。(シャマルウルトラのインプレはコチラから)
このシャマルのリムは主に23Cタイヤ向けであり、25Cを装着するとやはり少しタイヤがはみ出てしまう感が否めません。その分走行時の空気抵抗も増すことになり、一概に25Cのほうが抵抗感なく走れる!!という結論には至りません。やはりホイールとタイヤサイズの組み合わせは重要です。
最近は多くのホイールメーカーに採用されているワイドリム化によりタイヤサイズ25Cでもすっぽりとハマるようになりました。つまりタイヤとホイールの結合部分の段差がなくなり、理論的にはより空気抵抗が削減できる。このおかげでいままで25Cに反対派だった方も感じ方が変わってくるのではないでしょうか。
ちなみに私が使用しているシャマルウルトラも2016年にワイドリム化が決定し25Cタイヤにも最適化された「シャマルウルトラC17」として発売されます。次は是非ワイドリムにより25Cタイヤに最適化されたホイールでインプレを行ってみたいと考えています。
早速ファーストインプレをしてみる
パナレーサーRACE A Evo2 25Cを装着して50km程走ってみたファーストインプレというか単なる感想というか・・・。ちなみに使用してるチューブはパナレーサーR’Air 23~28C用です。ホイールは先述した通りシャマルウルトラです。
漕ぎ出し
ちょっと重い・・・。これはパナレーサー云々というより、23C→25Cに切り替えた場合に共通して感じられる走りはじめの重さです。漕ぎ出しに関しては23Cと比べて明らかに「よいしょ・・・」という感覚に陥ります。
巡航と転がり
スピードが上がり、時速30kmを超えた辺りからの転がりは良いです。ただ、シュワルベと比べるとややモッチリ感が大きいですね。
これまで使っていたシュワルベワンはドライな転がりですが、パナレーサーRACE A Evo2はどちらかというとミシュランPro4サービスクルスに近いモチモチ感があります。モチモチ感が好きな人には向いていると思います。逆にシュワルベワンやコンチネンタルグランプリ4000Sのような硬めでドライな感覚が好きな人にはちょっと違和感を覚えるタイヤかもしれません。
グリップはやはり良いです。25Cであることも相まってコーナーへのツッコみはシュワルベやコンチネンタルと比べて安定してる感じがします。主観的な感想ですが・・・。
衝撃吸収性
これもやはり25Cの恩恵か・・・。振動吸収はシュワルベワン23Cと比べて圧倒的に良い。少々荒れた路面や段差でもこれまでで一番安定しています。
まとめ
タイヤサイズ25Cについてはこれからもっと走り込んでみて良さを発見したいと思います。このインプレその1を書いている時点ではまだ50km程しか走行していないので、1000km超えた辺りからまた感じ方が変わってくるかもしれません。それを以て今後23Cにするか25Cにするかまた考えたいと思います。(ワイドリムでの25Cも試してみたいけど・・・)
また、それとは別でEvo2の進化版であるパナレーサーRACE A Evo3の25Cと近々比較してみます。
パナレーサーRACE A Evo2を格安で手に入れるには
やはりパナレーサーRACEシリーズはコスパがよいです。各メーカーのハイエンドグレードとしては一番安く手に入り、最もコスパよいかもしれません。
今回はタイヤインプレ用としてサイクリングエクスプレスからパナレーサーRACE A Evo2を提供頂きましたが、実店舗で買うとちょっと高めで1本5000円ほどします。やはりサイクリングエクスプレス、Amazon や楽天といった通販での購入が最もお手軽でしょう。
まぁ、そして今購入するならEvo 2ではなくEvo3ですね。
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