2016年3月15日、シャマルファンにとって新しいニュースが飛び込んできました。
出典:http://www.campagnolo.com/US/en/CampyWorld/Product/shamal_c17#
そう、私も愛用しているカンパニョーロホイール「シャマルウルトラ」のニューバージョン「シャマルウルトラC17」のリリース発表です。C17とは何か?そう、ついにシャマルウルトラも17mmのワイドリム化なのです。
これまでのシャマルウルトラと何が違うのか?
カンパニョーロではシャマルウルトラのマイナーチェンジ扱いで「シャマルウルトラC17」が正式名称です。バージョンはクリンチャー用のノーマルタイプとチューブラー・クリンチャー両方対応の2Way Fitの2バージョン。
2mm増のワイドリム化
特記すべき変更点はリムのワイド化です。これまでのシャマルウルトラのリム幅15mmから17mmに変更され、リム幅が2mm増となりました。これは主にタイヤサイズ25Cと28Cに対応し最適化するためです。ここ最近は各メーカー挙ってリムのワイド化を図ってきましたが、とうとうその波がシャマルにも押し寄せてきました。
このシャマルウルトラC17自体がタイヤサイズ25Cと28Cメインタイヤとすることを想定して作られています。(23Cも使用可能)
扱いとしてはマイナーチェンジ扱いですが、これはもう新しいシャマルウルトラとして見るべきでしょう。
出典:http://www.campagnolo.com/US/en/CampyWorld/Product/shamal_c17#
ワイドリムのメリットとは
そもそもリムがワイド化するとどうなるのか?
これまでの15mm幅でもタイヤサイズ25Cは使用できましたが、25Cを履かせるとタイヤ幅がリム幅より大幅に大きくなりはみ出るため、タイヤが変形しやすくなり曲がる際にタイヤがたわみやすくなります。またリムとタイヤの間の結合部分の幅が大きくなり、斜め前から風を受けた際に空気抵抗が大きくなってしまうのがこれまでの15mmリムと25Cタイヤの組み合わせの欠点でした。
その2つを克服するための17mmワイドリム化です。リム幅が広がることによりタイヤ幅の大きい25Cや28Cでもすっぽりとリム内にハマってくれるます。タイヤを装着した状態でタイヤとリムの断面を見た際により一体化して丸く収まるイメージです。そのためサイズの大きなタイヤを装着した場合でもタイヤのたわみと空気抵抗の削減が可能となります。(理論上)
ワイドリム化のメリット、デメリットについてはまた別記事で詳しく触れたいと思います。
デザインもちょっと変更
ロゴデザインが変更されています。白色の割合が減ってよりシャープなデザインに。ちょっと上位グレードのシャマル ミレのデザインに近い?
↓新デザイン↓
出典:http://road.cc/content/tech-news/182873-campagnolo-releases-shamal-ultra-c17-wheels
↓現行デザイン(2015年モデル)
その他の基本性能
シャマルウルトラC17の基本的な構成自体はこれまでのシャマルウルトラとほぼ変わりません。ワイドリム化したことにより70gほど重量が増えています。
シャマルウルトラの基本スペック
ハブ:USB
重量(カンパ用ハブの場合):
クリンチャーモデル:前後で1495g
2Way Fit:前後で1505g
ワイドリムじゃないシャマルウルトラのインプレはコチラ
シャマルウルトラのスペック詳細はコチラ
ワイドリム化は進むのか
各メーカーのホイール事情を観る限り、リムのワイド化はこれからどんどん標準化されていきそうですね。
出典:http://www.campagnolo.com/US/en/CampyWorld/Product/shamal_c17#
これまで25Cタイヤにメリットを感じなかった方々の中にもリムのワイド化により25Cにシフトしていく層が増えるかもしれません。
個人的にはまだ23C派なのですが、次回ホイールを購入する際は確実に選択肢に入ってくるでしょう。これからのホイール界の動きに注目です。
てか、これまでの15mmリムのシャマルウルトラは無くなってしまうのか?それとも「このシャマルウルトラC17は別物扱いなのか・・・。
ちょっと確認します。
→現行のシャマルウルトラの
スペックと価格チェックはコチラ
追記:2016年5月WiggleでもシャマルウルトラC17が販売開始
ようやくWiggleでシャマルウルトラC17の取扱いが開始されました。やっぱ安い・・・
詳細と価格チェックはコチラから
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