スピードプレイのインプレその③スピードプレイのクリート削った

前回のスピードプレイ記事「スピードプレイのクリート硬すぎてハマらない泣いた」からしばらくたって、ようやく新しいスピードプレイZEROステンレスにも慣れてきたので、インプレの続きを。

果たしてクリートは無事嵌めることができたのでしょうか・・・。

【参考記事】
スピードプレイ ゼロのインプレその①(到着編)
スピードプレイのクリート硬すぎてハマらない泣いた

クリート削った

相変わらずスピードプレイのクリートは硬すぎました。

何十回、100回?くらい着脱を繰り返したのですが、あまりにも固すぎるので・・・最終手段。

クリートの金属部分をダイヤモンドヤスリで削りました。
結構ゴリゴリと。

余りにもペダルとクリートが慣れてくれないため、思い切って削りました。

たぶん厚さ0.5mmくらい削った。

削った箇所はクリートのこの斜めになっている部分。ここを削ることでクリートにペダルが入る角度を滑らかにしています。

削ったことによりクリートの固定力と安定安全性が下がってしまわないか少々不安があったのですがクリートの構造を考えると0.5mmくらいの削りは問題ないかと判断しました。

クリートにペダルがハマればクリートの「爪」、つまり削った方の反対側は平らになったままなので、ペダルのホールド力に代わりはありませんでした。スピードプレイにして500kmくらい走りましたが、今の所問題ないように思えます。漕いでる途中に外れたり、ガタついたりということはありませんでした。

クリート部分をダイヤモンドヤスリで削ったおかげで、着脱は随分と楽になりました。

ようやくほぼ100%の確率でバチン!とハマるように。これでストレスなくスピードプレイ生活ができます。

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スピードプレイとシマノアルテグラPD-6800ペダルの違い

私がこれまで使っていたペダルは、シマノアルテグラPD-6800 PSD-SLでした。当然使用感が異なったので、そのインプレをば。

より足の裏に近くなる

まず、スピードプレイに変えて感じたことはペダルの踏み込み感覚が「より足の裏に近くなる」ということです。

シマノのSPD-SLの場合、主に3か所でペダルとクリートを固定します。

シマノのペダルがペダルの上にクリートの3点を乗せる感覚なのに対し、スピードプレイのペダルとクリートは乗せるのではく、ハメる。文字通りハメる。乗せるのではなく、凹凸がきっちり噛みあうイメージです。

ペダルを全面を踏んでいる感覚が強いです。点ではなく面で踏んでいる感じ。

その分、ペダルを踏み込んでいる力がダイレクトに伝わる感覚があります。足の裏の力をソールを伝ってペダル全体に伝えている感じ。

逆に言うと、力を入れた時の感覚はビンディングシューズのソールの硬さによっても変わってきます。この感覚はシマノのペダル時より違いが大きく分かるかもしれません。

私のシューズはシマノR-171で、ソールはシマノのラインナップの中でも上から2番目に固いソールです。個人的には硬いソールの方がスピードプレイに合う印象があります。

ソールが柔らかいと、その分力が吸収され分散され、他のビンディングペダルよりもパワーロスが大きくなってしまうと感じました。まぁ、他のペダルでも理屈は同じかもしれませんが、スピードプレイはその差が顕著に現れます。

スピードプレイ履くなら固いソールで!

ペダルの高さが変わる

先述したように、シマノのSPD-SLはペダルの上にクリートを乗せているイメージなのですが、スピードプレイはペダルとクリートの凹凸が合うような構造をしています。

その分シマノのペダルと比べて、ペダルの高さが無くなる為、サドル~ペダルの高さが微妙に変わってきます。

5mmくらいは余裕で変わります。スピードプレイを履いた時の方がペダル位置が5mmくらい遠くなります。ペダル位置が5mm違えば、かなりペダリングにも影響します。

実際、最初に何も高さ調整せずに乗った時、いつもより足が伸びきってしまい、これまでより、ややつま先立ちの状態で下死点を通過してしまう状態となりました。

ペダルまでの距離が変わるということは、サドルの高さも変わるということ。サドルの高さが変わるということはハンドルの位置も変わるということ。

シマノ→スピードプレイに変えた際は全体的なポジションの微調整が必要でした。その点要注意。

着脱はやはり楽

個人的にシマノ系のペダルとスピードプレイの最大の違い。それはビンディングペダルが裏表なくハメられること。

これはストップ&ゴーやレースのスタート時でも大きなメリットです。(ただしちゃんとクリートがちゃんとハマば)

固すぎて着脱ができないクリートは問題外ですが、ちゃんとハマるようになればこの着脱の楽さはスピードプレイ特有のメリットです。公道を走るときもありがたいです。

フロート角度はかなりキツめでOK

スピードプレイのフロート角度は15度~0度まで自由に調整が可能です。

さすがにフロート角度15度はガタガタすぎるので、シマノのペダルと同様、1度~3度くらいの角度で調整してみました。

結果・・・個人的にスピードプレイはフロート角度0度が丁度良いという結論に至りました。

以前のペダルではシマノクリート(黄)を使っていました。なのでフロート角度は3度です。しかし、殊スピードプレイに関してはフロート角度を設けると、他のメーカーのペダルと比べてガタつきが多い感覚に見舞われます。

先述したように、スピードプレイはよりソールに近く、力をダイレクトに伝えるところにメリットがある考えます。その場合、クリートに遊びを設けるよりも、フロート角度0度で、しっかりと固定した方がスピードプレイのメリットをより活かすことができるのでは?と思った次第です。

実際にフロート幅があるよりも、0度固定の方が私の場合はしっくりきます。

まぁこれは個人差があるので人によって変わると思いますが。

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まだまだ走り込んでみる

と、いうことで、スピードプレイZEROステンレスで約500kmほど走った感想でした。

シマノとスピードプレイ比較してどっちがいいか?(どっちが好みか?)の結論はまだ出ていません。どっちもいいとこあるし。

固いソールを履いた状態でのパワーの伝わり方だったり、クリートが慣れてきた場合の着脱のしやすさはスピードプレイ。なので、レースでの使用であればスピードプレイは大変有効なのかなと思います。

ただ、価格だったり、メンテンス性だったり、コスパだったりという点ではシマノアルテグラPD-6800のビンディングペダルの方が優れていると思います。

スピードプレイは乗らなくても数ヵ月に1回のグリス交換は必須だし・・・。

そんなにレースで拘らないのであれば、価格的にもメンテナンス性としてもシマノのSPD-SLの方が扱いやすいのでは?と思う次第です。

とはいえ、せっかく数年ぶりに買ったスピードプレイなので、しばらくはこれで楽しもうと考えています。

ちなみにクリートのCバネをヤスリで削る事はメーカー的には推奨されないと思うので、あまり無理やりな削りはしない方がいいかと思います。私は今の所問題ありませんが・・・。

 

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