ナローワイドチェーンリングとは何か?シングル化の波

ここ数年、ロードバイクにおいても「フロントチェーンリングのシングル化」という言葉を多く見るようになりました。そしてそれに伴い「ナローワイドのチェーンリング」というキーワードも多くなりました。

今回は初心者向けに「シングル化」「ナローワイド」とは結局どういう意味なのか?を解説したいと思います。既にご存知の方は聞き飽きた内容かもしれませんが・・・。

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フロントチェーンリングのシングル化とは

現在、ロードバイクにおいてフロントチェーンリングの主流はインナーギアとアウターギアの2枚構成です。左シフトレバーによって切り替えますね。これに対し、「シングル化」されたチェーンリングはインナーとアウターの区別がありません。1枚構成なのです。

元々フロントチェーンリングのシングル化はシクロクロスやマウンテンバイクの世界で広まった構成です。シングル化の主な目的としては「フロントギアチェンジによるメカトラブルの回避」と「軽量化」です。特に1番目の目的はロードバイクより激しい走りを必要とするシクロクロスやマウンテンバイクにおいては重要でした。

フロントの変速が必要無くなった

もう一つの要因としてはフロントの変速に需要が少なくなったということです。ロードバイクに乗っている方も「フロントの変速はほとんど使わないよ・・・」という方が多いのではないでしょうか。
現在はリアのスプロケットの変速が10速→11速・・・そして近年は12速まで広がり、フロントの変速がなくても幅広いギア比が確保できるようになりました。いわゆるスプロケットのワイドレシオ化です。そのためフロントの変速をなくし、「フロントギアチェンジによるメカトラブルの回避」と「軽量化」に重きを置いた経緯があります。

その波はシクロクロス、マウンテンバイクに限らず、当然ロードバイクにも徐々に広がっています。2016年、2017年はまさにその転換期といった所でしょう。

チェーン脱落防止のためのナローワイドチェーンリング

さて、フロントシングル化流行の経緯が分かった所で、「ナローワイド」とどう関係があるのでしょうか?
それはフロントシングル化によるチェーン脱落の危険性が関係しています。

フロントをシングル化するということは、フロントディレイラーが不要となります。フロントディレイラーの役割は主に「変速」と「チェーンガイド」です。このチェーンガイドはリアのギアを変速するとチェーンが斜めにるので、その時にチェーンが外れてしまうのを防ぐ役割を担っています。そのチェーンガイドが無くなるということは、リアを変速させた際にチェーンが脱落してしまう可能性が出てくるということです。

そこでようやく登場したのが「ナローワイド」のフロントチェーンリングです。

ギアの歯がナローとワイド交互に構成

ナローワイドのチェーンリングとはその名の通りチェーンリングの歯1枚1枚が、薄い歯と厚い歯の交互で構成されています。チェーンリングを上から見るとマイナスドライバとプラスドライバの先端のような形状が交互に並んでいるような状態です。当然チェーンもそれに合わせて噛みあうように狭い穴と広い穴で構成されています。つまりチェーンのハマる位置が決まっています。1コマずれるとチェーンがハマりません。

出典:http://www.dirtfreak.co.jp/cycle/sram/

↑の画像はSRAM社のサイトより、チェーンとチェーンリングを上から見た場合の図。この交互に歯の大きさが違い、がっちりと噛みあったチェーンリングとチェーンが「ナローワイド」なのです。これによりチェーンガイド無しでもチェーン脱落リスクを大きく下げています。
フロントシングル化にあたり、チェーンガイドを使用しない場合チェーンリングとチェーンのナローワイド化は必須となるでしょう。というかどのメーカーもそのような構成にしてくると思います。

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ナローワイド 44t 40t 38t 楕円・・・

ナローワイドを採用したフロントチェーンリングには様々な種類があります。歯数も様々。48t、44T、40T、34T・・・。
楕円のナローワイドもあります。有名処はローターのQ-RING ROAD QX1ですね。こちらも52T、50T、48T、46Tといった歯数ラインナップがあります。(ロードだとこの辺の歯数が標準的でしょう。)
なお、チェーンリングサイズと歯数、ギア比についての詳細はコチラの記事を参照して下さい。

チェーンリングの交換やシングル化は初心者にとってはなかなかハードルが高いカスタマイズになるかもしれません。自分に合ったチェーンリングの大きさを選び、クランクを取り換え、チェーンを専用チェーンに交換し、具合を確かめながらカスタマイズする必要があります。

しかしながら、シマノがフロントシングルのコンポ「METREA」を発表したように、ロードバイクにおいても確実にフロントチェーンリングのシングル化の波は来ていると思うので、その意味と意義は頭に入れておいたほうがよいでしょう。

出典:http://www.diatechproducts.com

私もまだロードバイクのシングル化は試した事ありませんが、次コンポを変える際は考えてもよいかなーとか思っています。その際は思い切ってQ-RING ROAD QX1のような楕円チェーンリングのフロントシングル・・・なんてのも面白いかもしれません。
楕円リングでフロントシングルのチェーンリングはまだ品数が少ないのが難点ですね。WiggleでもAmazon でもあまり売っていません。。。普通のQ-Ringシリーズ は売ってるんですけどね。。。

 

 

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