先日、これまで使用していたビンディングシューズ(R088)がそろそろ古くなってきたので、新しいシューズに買い替えました。
今回はSPDとSPD-SLペダル兼用モデルでは無く、SPD-SL専用のシマノシューズ「R171」。
R171の写真とインプレとおすすめ処を書いていきます。
R171の基本性能
- 表面素材:シンセティックレザー、メッシュ素材
- ソール素材:カーボン&グラスファイバーコンポジットソール
- 重量:ペアで486g(サイズ40の場合)
- カラー:ホワイト、ブラック
- ※幅広タイプあり
- ※SPDクリート対応不可
外観とカラー
個人的に、シマノ製ビンディングシューズの中で一番見た目がカッコいいのがR171です。
こちらのシマノシューズ特集ページに記載しているように、シマノビンディングシューズにはピンからキリまでグレードがあります。
特にハイエンドモデルのR321とR171のデザインは他のシューズと一線を画しています。
どちらもカラーはホワイト基調とブラックの2種類。
ホワイト基調の方はシューズの外側が白で内側が黒となっています。この辺のデザインは好みが分かれる所だと思います。カッコいい!という意見とダサい・・・という意見に見事に二分します。
私も最初はホワイト基調がカッコいいと思っていましたが、いざ店で試着してみると微妙でした・・・。結局無難なブラックに落ち着きました。個人的には単色の方が好きなのもあり、ブラックがおすすめです。
外観における機能差:サラウンドラップ
空気抵抗を減らすサラウンドラップ機能
入門用のR-088とハイグレードのR171の大きな違いはこれでしょう。
デザインを見てもらえば分かると思いますが、R171はシューズの内側から靴を半分包み込むようなデザインになっています。これはR321とR171に適用されている空力デザインで「サラウンドラップ」と呼ばれています。
シマノの検証データによると、従来型のR320と比べてシューズの空気抵抗が5.5%低減されていそうです。
確かに、空気抵抗を減らしてくれそうなデザイン感満点ですね!
・・・まぁ、ただ、この5.5%低減を実感できるかどうかはまた別問題ですが。。。以前履いていたR088よりも空気抵抗は減っているはず!と思って履いています。
ソールの方さは全然違う
以前使用していたR088と比べて明らかに体感できる違いはソールの剛性です。
R088のソール素材がグラスファイバーだったのに対し、今回のR171のソール素材はカーボン混合のソール素材です。
シマノのシューズはソール剛性が数値化されています。
R088がソール剛性6に対して、R171はソール剛性10という評価です。
以下の表にシューズ別のソール剛性をまとめています。
R088は2015年で終売となるので、2016年のシューズ一覧でまとめています。R088=RP300と考えて頂いて結構です。
(シマノシューズ2016年モデルの特集はコチラのページ)
ソール剛性6とソール剛性10では明らかにペダルを踏み込んだときの伝達具合が異なります。
あくまで体感レベルなので、個人差はあるかと思いますが。ソール剛性6はペダルを踏み込んだ時に少しシューズにクリートが埋まる感覚があるのに対し、ソール剛性10ではその感覚は全くありません。ソールが完全にクリートとペダルに連結され、力のロスを減らしてくれる感覚があります。
ただ、慣れないうちは硬すぎてペダルが踏みにくく感じることもあるかもしれません。
なお更にハイエンドモデルのR320になるとソール素材はカーボンファイバーのみの構成となり、ソール剛性は最高レベルの12です。
ここまで硬いソールだとペダル感覚が大分異なってくるかと思います。シューズ→クリート→ペダルへの力伝達は上がるかもしれませんが、ヘタなペダリングだとかなり足に負担がかかる気がします。R171を使ってもう少しペダリングが上達してからさらにハイエンドのR320に切り替えるのがよいステップアップかもしれませんね。単純にハイエンドなシューズを買えば効果が上がるというわけではないようです。
ちょうどよい剛性。これもR171をおすすめできる理由のひとつです。
どうやってサイズを選ぶか?
サイズ選びは最重要項目です。
R171はサイズは通常モデルと日本人の足の型に合わせたワイドタイプの2種類が存在します。ワイドタイプは若干足先が幅広くなっています。
またシューズサイズはインチ表記ですが、およそのサイズ対比表を掲載しておきます。これに従えば大体のサイズは合わせることができます。
が、最終的なサイズ調整は必ず専門店に行って専門スタッフと相談して行うことをおススメします。
足の形は人それぞれ異なるため、ワイドサイズが合うのか通常サイズが合うのか、自分で測ったサイズが適切なのか、1人ではなかなか正確な判断が困難です。 必ず客観的な計測と意見を貰ったうえでの決定をおススメします。
私は最寄りのワイズロードさんに行って正確なサイズを測ってもらい、何回も実際に試着してサイズを決定しました。(私の場合はワイドタイプの40)
・・・そして家に帰ってPCを開いてWiggleで購入しました。
ワイズロードさんすみません。だって通販のほうが安かったんだもん。。。
専門店で試着→通販で購入
この流れは鉄板です。ただ、行きつけのお店とよい関係を築きたい場合はそのままお店で購入したほうがよいかもしれません(笑
ちなみに海外通販サイトのWiggleにもシマノシューズのラインナップはありますが、品揃えがイマイチです。カラーによっては取り扱っていないこともしばしば。
シマノは国内メーカーなので、Amazonや楽天には種類もサイズもカラーも豊富で、実店舗で買うより安いです。
欲しいシューズによっては海外通販よりもこちらの方がよいかもしれません。
カスタムフィットサービス?
R171は対応していませんが、ハイエンドモデルのR321とRP900はカスタムフィットといって完全に自分の足の形に合わせることができます。
インソールとシューズを別にして1分間加熱し、インソールを戻してさらに2分加熱したあと、シューズを履いてバキューム装置で吸引するフィット方法です。
これは実店舗でしかできないのですが、今回は対象外のシューズだったため、また別の機会に記事にしたいと思います。
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