2016年7月3日に発表されたカンパニョーロZONDA(ゾンダ)のニューモデル「ZONDA(ゾンダ) C17」について詳しく見ていきます。
2016~2017年モデルとなるこの新しいゾンダですが、2016年3月に発表されたシャマルの新モデル「シャマルウルトラC17」と同様に、タイヤサイズ25Cに最適化されたワイドリム化が最大の特徴です。
出典:http://www.campagnolo.com/JP/en/Wheels/wheel_zonda
初ホイールカスタマイズとしてゾンダを選択するサイクリストも多く、当サイトとしても費用対効果の高いおすすめのホイールなのですが、ワイドリム化以外にどこが変わったのでしょうか?
主な変更点は4つ
では主な現行モデルと変更点を見てみましょう。
- 1.ワイドリム化
- 2.フリーボディーがアルミ化
- 3.デザインが大人しめ
- 4.重量が46g増量
1.ワイドリム化
コチラの記事で特集したシャマルウルトラC17と同様、これまでのゾンダのリム幅15mmから17mmに変更され、リム幅が2mm増となりました。これはタイヤサイズ25Cと28Cに対応し最適化するためです。ここ最近は各メーカー挙ってリムのワイド化を図ってきましたが、とうとうその波がゾンダにも押し寄せてきました。
出典:http://www.wiggle.jp/
この新ゾンダC17自体がタイヤサイズ25Cと28Cメインタイヤとすることを想定して作られています。(23Cも使用可能)
ワイドリムのメリットとは
そもそもリムがワイド化するとどうなるのか?
これまでの15mm幅でもタイヤサイズ25Cは使用できましたが、25Cを履かせるとタイヤ幅がリム幅より大幅に大きくなりはみ出るため、タイヤが変形しやすくなり曲がる際にタイヤがたわみやすくなります。またリムとタイヤの間の結合部分の幅が大きくなり、斜め前から風を受けた際に空気抵抗が大きくなってしまうのがこれまでの15mmリムと25Cタイヤの組み合わせの欠点でした。
その2つを克服するための17mmワイドリム化です。リム幅が広がることによりタイヤ幅の大きい25Cや28Cでもすっぽりとリム内にハマってくれるます。タイヤを装着した状態でタイヤとリムの断面を見た際により一体化して丸く収まるイメージです。そのためサイズの大きなタイヤを装着した場合でもタイヤのたわみと空気抵抗の削減が可能となります。(理論上)
2.フリーボディーがアルミ化
これまで鉄だったフリーボディー部分がアルミ化されました。アルミ化より強度と摩耗耐性がアップしているようです。また少し重量削減にも貢献しています。
出典:http://www.wiggle.jp/
3.デザインが大人し目
現行モデルからデザインが一新されています。シャマルウルトラC17同様、黒を基調とした落ち着いたデザインに変更。 よく言えば「渋い」のですが、正直もう少し派手さが欲しい所です。黒ベースのホイールデザインが2016年の業界的な流行りなのかもしれませんが、何か全部画一化されて面白くないなぁ・・・とか思ったり。
渋いデザインはシャマルミレだけで十分です。
出典:http://www.wiggle.jp/
↓こちらは現行2015年モデル↓
4.重量が46g増量
現行モデルが1550gなのに対し、新ゾンダC17は1596g。約46gの増量です。
まぁワイドリム化した分リムの面積も増えるので、増量は仕方ないかもしれません。
新ゾンダC17は買いか?
まぁしかし、個人的には23Cの軽さが好きですし、道路の舗装状態がいい日本では、25cによるグリップ力の恩恵がそこまで大きいとも思えません。 なので本当に私個人的な意見ですが、無理やりワイドリム化する恩恵があまり感じられずにいます。。。まぁ23Cも使えるみたいだからいいけど・・・。
ゾンダはカンパニョーロホイールの中でも最も販売数が高く、初心者や初ホイールカスタマイズに費用対効果が高く最もおすすめできるホイールの一つなだけあり、今回のモデルチェンジがどう転ぶか、しばらく評価が楽しみですね。
ZOND(ゾンダ)C17を安く入手できる所は?
海外通販のWiggleでも既に取扱いがあるので、要チェックです。
C17モデルの発売により、海外通販サイトでは現行モデルのゾンダがかなり安売りされている傾向にあるので、ワイドリム化不要!という方は今のうちに現行モデルのゾンダを狙うのも手ですね。
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