ロードバイク用の新しいバックパックが欲しくなったので買いました。
サイクリストの定番「Deuter(ドイター)」から出ている最軽量のバックパック「Road One(ロードワン)」です。
結論から言うとちょっと選択ミスった。。。
ちょっとしたツーリングには十分
ドイターロードワンのレビュー記事自体はネット上に溢れているので、あまり目新しいことがありませんが、レビュー記事らしく特徴を記載していきます。
コンパクト
ロードワンの特徴は何といってもそのコンパクト性。ドイターの中では最も小さい。メーカー表記の容量は約5L。
携帯用エアポンプやチューブ、レンチなどの緊急用工具から補給食といった一般的に100km~150km程度のツーリングに必要と思われる物は大体入ります。
軽い
最も小さい故に、最も軽い。390gです。バックパックとしては身につけていても重さを感じない程に軽い。
軽く走り込む際にはありがたい重量です。
邪魔にならない
ロードワンの形状の特徴として、その「細さ」が挙げられます。
下に行くにつれてちょっとすぼんでいる形状。この細さのお陰で、多少激しい動きをしてもロードバイクの操作やペダリングの邪魔にはなりません。コレも快適。
ただし、私の場合はこの細さがデメリットになってしまいました。※後述
通気性がよい
ドイターのバックパック全般に言えることですが、背中とバックパックの間の通気性が大変良いです。
背面通気に使われている仕組みは、バックパックの種類によって若干異なります。
ロードワンの場合は「エアコンタクトシステム」というかなり通気性の高いパットが装着されています。実際、他のバックパックと比較しても単純なパッドの性能としては風通しがいいように感じます。
実はパッドの性能面だけでいうと「ドイター レース X」シリーズに採用されている「エアコンフォートフレックスライト」という仕組みが最も通気性が良いです。このレースXの場合は、バックパックとパッドの間にメッシュが入っており、その間に物理的な空間が出来ています。バックパックと背中が離れている状態です。風が直接入るので、通気性はこれが一番。ただレースXは容量がやや大きいため、今回は選択肢から除外しました。
その他
付属のレインカバーでバックパックを覆う事ができます。
ハイドレーションシステム内蔵で、2Lまでのドリンクをバックパック内に入れてチューブを繋ぎ、片ベルトの部分から直接ドリンクを摂取することができます。
・・・まぁ今の所私は使う予定はありません。
ちなみにヘルメットを掛けるネットは着いていない。バックパックにヘルメットを着けたい場合はロードワンは選ばない方がいいかもしれない。サイズ的にも。
ちょっと狭すぎた
先述したように、一般的に日帰り100km~150km程度のツーリングにはこのロードワンでも十分です。見た目や機能面でも特に文句はないでしょう。
ただし、私の用途にはあまり合っていませんでした。完全にチョイスミス。
そもそも私がバックパックを背負ってロードバイクで出かける時は主に次の用途が多いのです。
- 一眼レフで写真を撮る
- コンビニで買った食料を入れる
一眼レフで写真を撮る
私はトレーニングがてら写真を撮ることが多いです。このサイトに使用するための写真も然り。
よく持っていくのが私の一眼レフ。ソニーの安い初期NEX-5ですが、ずっと愛用しています。ちなみによく使うレンズは単焦点のシグマ 30mm F1.4 DC DN Contemporaryです。
このロードワンに一眼レフを入れると・・・・
ギリギリ入りますが、かなりパツンパツンです。他の荷物を入れる余裕がなくなります。
そして何より、ロードワンはバックパックの下に向けてすぼんでいる形状なので、カメラが取り出しにくい!!!取り出そうとすると他の荷物もバサーって出てきてしまう始末。
うーむ、こりゃストレス溜るわ。。。
コンビニで買った食料を入れる
バータイプやジェルタイプの補給食などは問題ないでしょう。
私の場合は途中コンビニで買った食料を昼食用としてバックパックに入れておく習性があります。(笑)
そして私の定番がメロンパンとオニギリ。
このロードワン、見ての通り、結構薄いんです。横から見ると、本当に入るの?ってくらいペッタンコ。
もちろん荷物を入れるとちゃんと膨らんでくれるので、見た目によらず結構入ります。
メロンパンとオニギリも入ります。これプラス輪行バックとかも押し込めばまだまだ入ります。ただ、バックパックが元に戻ろうとする力があり、圧縮力が強いのです。
その結果・・・
メロンパンのサクサク部分が崩壊する!!
オニギリが潰れる!!
これはメロンパンサイクリストにとっては忌々しき事態です。せっかく楽しみにしていたメロンパンが・・・・
∑(゚д゚)
- 一眼レフ
- メロンパン
- オニギリ
- 財布
- 鍵
- 輪行バック
くらいであればでもロードワンには入れることができますが、カメラは取り出しにくいしい、食料は潰れるし・・・
一眼レフとメロンパンとオニギリを入れる場合はロードワンは止めましょう(笑)
(そんな人いないかなぁ・・・)
ドイターウルトラライドとシマノR8という選択肢
実は、ロードワンを買う際に他にも2つ選択肢がありました。
それがドイターウルトラライドとシマノ R8というバックパック。
ドイターウルトラライド
このドイターウルトラライドはロードワンの前身モデルとして人気のあったバックパックです。ロードワンが発売されて生産中止になっていましたが、実は2017年に一部復刻生産開始。容量もロードワンよりやや大きい6L。輪行時やロングライドユーザーに大変な人気がありました。
シマノR8
こちはシマノの高性能バックパック。容量は8L。
多分大きさ的にはこのバックパックが丁度良い。
ただ、何かとヒモが多かったり、腰のバックルを止めないといけなかったりで、やや面倒感とモッサリ感があります。
もっとスッキリしたのがいいなぁ~と思ってロードワンにしたのですが、今思うとこのシマノR8くらいでちょうどよかったのかも。
ロードワン結論
一眼レフとメロンパンを持ち走りたがるサイクリストは気を付けるんだっ!!
m9(。・д・。)ビシッ
ということで、カメラ+メロンパンサイクリストの私にとってはロードワンは微妙な結果となりました。。。(それ以外の場合はちゃんと快適ですよロードワン)
カメラユーザーの方はご参考に(笑)
ちなみに私が買ったロードワンのカラーはgranite(グラナイト) -black。グラナイトは花崗岩の事。花崗岩色+ブラック。分かり安くいうとグレー×ブラック
これが一番個人的にカッコよかったです。
ドイターロードワンはAmazonや楽天からでも種類豊富に手に入ります。カラーが限られてもよいのであればCRCからの購入が一番安いかもしれません。
さて・・・バックパックもっかい買い直すか。
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