当サイトでローラー台全般の記事を書いたことがありましたが、今回は3本ローラーの特徴に着目していきます。
なぜか??
それは先日2015/5/30に千葉競輪場で行われた第3回弱虫ペダルカップが行われた際のことです。
まずはこの動画を見て下さい。
プロ競輪選手による3本ローラー流しです。
この安定性、余裕っぷりに衝撃を受けました。
競輪選手にならずとも、ここまでの安定性を手に入れるにはどうしたらよいのか。
たどり着いた結論はやはり3本ローラーでした。
なぜ固定ローラーではないのか
固定ローラーの最大の特徴は、その名の通り「固定されている」ことです。
安定的にローラーを回せる一方、固定ローラーならではのデメリットもあります。
それは「安定すぎるが故に実走で安定感がなくなる」です。
これは何かと言うと、路面や状況によって様々に変化するロードバイクでのペダリングに置いて、一定の負荷で変化をしない固定ローラーでは、その安定感に慣れ過ぎて、いざ実践の路面で安定感を失うことを危惧しているという事です。
ここまで言うと極端な表現かもしれませんが、ロードバイクの傾きによってバランスを調整する能力については、やはり固定ローラーでは伸びしろに限界があるように思えます。
私も以前(特に冬場)タイヤドライブ式の固定ローラーを使用していましたが、固定台による極端な安定感に慣れてしまったせいで、実際に路面を走ると臨機応変なペダリングを失ってしまったような感覚に見舞われました。
冬場のオフシーズンや雨の時期になると、ローラー台でのトレーニング率はグッと上がるかと思いますが、固定ローラーを使用されているか方はその点は今後も要注意だと個人的には思います。
3本ローラーのすすめ
つまり3本ローラー上でふらつきなく乗れるということは,実際の路面においても無駄な動きを最小限に抑えた理想的なライディングが可能になるということです。
やはり3本ローラーはそのような総合的スキルを磨くためのトレーニング機材として最適です。
負荷付き3本ローラー
通常の3本ローラーは、通常の平地走行スタイルで走ります。そのため、坂道等を想定した負荷がかけづらいものです。負荷を設定できる固定式ローラーに比べて、そこを何とかしてほしい!という要望もあるでしょう。
それに答えてくれるのがコレ。
ロードバイクパーツメーカであるエリートから出ているE-MOTION(イーモーション)、Arion(アリオン) Mag Parabolic、Arion(アリオン) Parabolic
3本ローラーにも関わらず負荷調整が可能です。
ちょっと高価です。
3本ローラーのランクとしては
- 1.エリート Real E-MOTION
- 4.ミノウラ モッズローラー+負荷装置
- 2.エリート Arion(アリオン) Mag Parabolic
- 3.エリート Arion(アリオン) Parabolic
といった感じでしょうか。
エリート Arion(アリオン) ParabolicとArion(アリオン) Mag Parabolicはローラー部分の素材の違いと、負荷調整機能の有無がメインです。Arion Mag Parabolicの方が上位モデルで、3段階の負荷調整が可能です。
Real E-MOTIONはフロート式のフレームがライダーのペダリングにより発生する慣性を減衰してくれます。また、ゴールスプリントのような「もがき」のトレーニングさえ 可能になるそうです。
そして、何といってもReal E-MOTIONは、パソコン連動でペダリングにあわせて画面に映し出されるコース映像が流れ、コースの傾斜に応じて負荷が自動的に変化します。トレーナーユニット自体が前後にフローティングし、傾斜の負荷と合わせてさらにリアルな乗車感を楽しめる所がユニークです。
しかしE-MOTIONは何か存在自体が違う感じがしますね。(笑)
そのほか、定番ミノウラの3本ローラーも負荷装置がオプションで取り付け可能です。
予算的にE-EMOTIONがキビシー><という方はアリオンあたりから始めてみるのがちょうどよいかと思います。
格安での購入は・・・
エリートの場合は海外メーカーなので、海外通販サイトのWiggleでの購入がお得です。その時の為替やセールにもよりますが、たぶん20%くらい値段安いです。
国内であればAmazonなどからも入手可能です。
ミノウラの場合は国内メーカーなのでAmazonが安くて早いです。
こちらもセール時期によってはWiggleのほうが安い場合があるので、両方チェックですね!!
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