新しいペダルを買いました。今回は買ったのは「スピードプレイ ゼロ ステンレス」です。しかも日本限定版「レッドウォーカブルクリート」バージョン!
普通スピードプレイのクリートは黄色が標準なのですが、これは赤です。私のロードバイクは黒、白、赤が基調カラーなので、赤クリートはベストマッチです。わーい。
これまでアルテグラのSPD-SLを2年ほど使用していましたが、別の感覚を味わってみたく、スピードプレイにしました。実は数年前にもスピードプレイは一時使っていたのですが、それから数年経ち、ペダルも進化したようで、今回の交換に踏み切りました。
今回はスピードプレイ ゼロのインプレその1(到着編)という事で、スピードプレイの特徴おさらいと、箱の中身を見ていきましょう。
スピードプレイの種類
細かい各仕様は公式HPにも書いていますが、この中で最も普及率が高いのがスピードプレイ ゼロでしょう。スピードプレイ入門者にもおすすめできるスピードプレイの代表格です。
ちなみにハイエンドモデルは「スピードプレイ ナノグラムゼロ」。シャフトはチタン製でセラミックボールベアリング付き、クリートはカーボンで激軽仕様です。ただしめっちゃ高い。
定価で89,300円です。公式にも「※決戦用の為毎日のご使用はお避け下さい。」と注意書きがあるように、常用向きではない事と、価格の高さから今回は選択肢から除外されました・・・。
スピードプレイゼロの種類と特徴
今回私が手にした「スピードプレイゼロ」ですが、この中でもシャフトの素材によってさらに3つのラインナップに分かれます。
- クロモリシャフトペダル(216g)
カラー:レッド、ブルー、ホワイト、ブラック - ステンレスシャフトペダル(206g)
カラー:レッド、トゥルーブルー、プロホワイト、ブラック - チタンシャフトペダル(164g)
カラー:プロホワイト、ブラック
の3つです。
下にいくにつれて重量が軽くなりますが、値段は重くなります。
恐らく私が買ったステンレスシャフトペダルを購入する方が一番多いのではないでしょうか。
Qファクターが微妙に異なる
この3つのモデルの違いは重量とカラーだけでなく、ペダルの長さが微妙に異なります。
クロモリペダルとステンレスペダルはシャフト長53mm
チタンペダルはシャフト長50mm
チタンペダルだけ3mm短いです。
これにより、両ペダル間の幅(Qファクター)が狭くすることが可能です。3mm違うと最初の感覚はかなり違ってきますが、クランクアームギリギリのQファクターを試したい人は一考の価値ありかもしれません。
スピードプレイゼロの外観とパーツの特徴
スピードプレイのセット内容を見てみましょう。 箱はこんな感じ。ロゴの主張が強いパッケージです
箱を開けるとこんな感じ。スッポリ収まっています。
内容物は次のものが入っています。
- ペダル×2
- ウォーカブルクリート×2
- クリート調整パーツ×4
- クリートカバー×2
- クリート固定用ネジ
- 取扱い説明書
それぞれ見てみましょう。
ペダル×2
ステンレスシャフトの外観はこんな感じ。
実は定期的にグリスを注入してメンテナンスしてあげないといけません。ペダル中央にあるネジを外すとグリス注入用の穴が出てきます。そこからグリスガンや注射器等で新しいグリスを注入してあげます。シマノは分解しないとグリスアップ出来ませんが、スピードプレイはこのネジを外すだけでグリスアップ出来ます。
ちなみにスピードプレイ公式のグリスガンとグリスが売っていますが、やたら高いのでフィニッシュライン グリース ガンとフィニッシュライン セラミックグリスか、ホームセンターで売ってる100円くらいのシリンジ(注射器)でも十分かと・・・。
公式説明としては次のようなメンテナンス指示があります。
「必ず高品質の防水ベアリンググリースを使用してください。液体スプレーの潤滑剤やオイルはスピードプレイペダルのベアリングに使用しないでください。スピードプレイでは2000マイル(約3200km)または3ヶ月ごとにポンプタイプのグリースガンでゼロペダルのベアリングにグリースを塗布することをおすすめします。」
そして嬉しいのがスピードプレイゼロはペダルの裏表が無い所。つまりシマノのビンディングペダルのように、漕ぎだすときにクリートの裏表を確認しなくてもOK!!
これまでのアルテグラSPD-SLのように装着時に「ガコッ!ガコッ!!・・・ハマんない!!」ってことが無い!これは嬉しい。
ウォーカブルクリート×2
スピードプレイで嬉しいのがこのウォーカブルクリートカバー。
シマノの場合、クリートカバーをつけなければ長く歩けません。(実際は歩けますがクリートへのダメージが大きいので避けたい所)
スピードプレイはこのラバー素材で出来たクリートカバーを付けたままペダルの着脱が可能です。カバーのまま走れます。クリートカバーの着脱不要でペダル漕げるし歩けるのです。わーい。
なお、こちらのクリートのスプリング部分にも潤滑油の注油が必要。
できるだけ1〜2回の乗車のたびにクリートのスプリングとペダルのかみ合い端にドライタイプの潤滑油を注油する必要があるとのことです。
クリート調整パーツ
クリート前後に当込む調整パーツ。シューズ底とクリートの隙間を無くすための調整パーツです。
標準クリートでシューズ底とクリートの水平位置に隙間がある場合はこのパーツを交換して隙間を無くすようにします。踏み込みをペダルに精確に伝えるために実は重要パーツ。
クリートカバー蓋×2
ウォーカブルクリート用の蓋。シューズで少し距離を歩く場合はペダルをはめ込む部分にカバーで蓋をして異物が入るのを防ぎます。
クリート固定用ネジ
重量実測
やはりやってしまう重量実測(笑)まぁレビューなので一応載せておきます。
ペダル実測
↓右:104g↓
↓左:104g
左右共に整数部分は全く同じ重さでした。
↓左右合計(四捨五入):209g↓
メーカー公表(左右合計206)との差:+3g
ペダル・クリートセット実測
左右合計:331g
メーカー公表(344g)との差:-13g
結果的にマイナス13gでした。まぁこれは個体差の範囲内でしょう。軽いので良し。
スピードプレイの使用感やいかに
数年ぶりの着用となったスピードプレイ。これまでしばらくシマノのアルテグラSPD-SLを使っていたのでその感覚に慣れてしまっていましたが、果たしてどのような違いがでるのでしょうか。他のインプレ記事を見ると「スピードプレイおすすめだよ!」内容のものが多いのですが、果たしてその踏み心地は・・・。
クリート調整に四苦八苦
とりあえず、最初のクリートセッティングが大変そうなので、ちゃんと調整しなければ。
極端な話、スピードプレイ ゼロの本体はペダルではなくクリートと言っても過言ではないくらい、クリートの調整が重要です。
第一段階はシューズとクリートのカーブ合わせ。先程紹介した調整パーツでシューズとクリートに隙間が出ないように調整します。
第二段階はクリートの前後位置。
第三段階はクリートの左右位置。
ちゃんと母指球部分で踏めるよう、最適な位置出しをする必要があるのですが、おそらく一回だけで成功することはないので、漕ぎながら何回か調整になるんだろうなぁ。
サドル調整と同じで、べスポジ出しまで地道に調整していくしかありません。さぁやるどー。
ということでスピードプレイのインプレその1(到着編)でした。
次回はペダルの調整と実走した結果をインプレしていきます。お楽しみに~。
2017/7/27記事追加
→インプレその②:スピードプレイのクリート硬すぎてハマらない泣いた
2017/9/10インプレ記事追加
→スピードプレイのクリートをヤスリで削って500k走った結果
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