プロロゴ サドルの選び方:スクラッチ・ナゴ・ゼロの違いとは?

ロードバイクのサドルはハマればハマる程自分にフィットするものを探し求めて余計に分からなくなるものです。

そしてメーカーはかなり細かい違いでラインナップをドンドン増やしていきます。セラSMP然りフィジークサドル然り・・・。

プロロゴサドル38種類

その中でも近年(2018年)どんどん人気が出てきているサドルがこのプロロゴ(Prologo)サドル。これまた種類が多いんだ・・・。2018年8月時点で取扱いサドル数は38種類。

※クリックで拡大↓

出典:http://www.intermax.co.jp/products/prologo/saddle.html

もうどういう基準で選べばいいの?違いは何なの?という方も多いと思う。取扱い業者インターマックスのHPにもサドルが種類別に並んでいるだけで、結局何が違うのか分かりにくいので、プロロゴサドルの各種違いと選び方を整理していこうと思います。

2018年現在、プロロゴのロードバイク向けサドル種類には大きく6つの区分けが存在します。

です。これら6つの違いとは・・・?

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1. まずはサドルの曲面で見る

プロロゴの区分けで一番大きな指標となるのがサドルの曲面です。プロロゴのサドルには3つのサドルタイプがあります。まずはこのサドル形状を選ぶことから始まります。

ラウンド型

→座骨部分が最も丸みを帯びた形状。

【該当サドル】
スクラッチ

セミラウンド型

・ラウント形状とフラット形状の中間。真ん中部分がフラットで端にいくにつれて丸みを帯びる形

【該当サドル】
ディメンション
ナゴ
カッパ

フラット型

丸みはないフラットサドル

【該当サドル】
ゼロ
TRI/TT

2. 溝ありか溝なしを選ぶ

サドルの形状が決まったら、次に決めるのは溝ありモデルか溝なしモデルかです。プロロゴの各サドルは大きく3つの溝タイプがあります。・溝なし
→特に溝がないノーマルモデル。・PAS
→圧を逃すための細い溝が中央にある。ロングライドにも適している。

・SPACE
→PASよりもさらに広い幅で溝が作られています。より股間の痛みを感じやすい方むけに・・・。

ただし、ディメンションとTRI/TTに関しては2018年現在全て溝ありモデルのみのラインナップとなっています。

3. CPC採用モデルかどうか

プロロゴの場合、溝の次に考えるべきはサドルの表面素材。プロロゴ最大の特徴とも言って良いCPC採用かどうかを決める必要があります。CPCとはコレ。F1マシンのシートやレーシンググローブに使用される滑り止め素材を座面に配し、滑りによるペダリングロスの低減を図った素材です。

拡大するとちょっと

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うわあああああああああ

となる。↓

▂▅▇█▓▒░(‘ω’)░▒▓█▇▅▂
うわあああああああああ

この滑り止めを付けるかつけないか。

個人的にはこのCPCこそプロロゴにしかないユニークな素材なので、どうせプロロゴのサドルを買うのであればこのCPC採用モデルを買わないとあまり意味がない気もします。というかCPC使わないなら別のブランドでもいいんじゃね?と感じてしまいます。

4. レール:NACK or TRIOX?

基本的にプロロゴサドルの選択基準は上記3つの考察が最も重要です。あとは微妙な違いなのですが、レールの素材が挙げられます。サドルレールはカーボン製とアルミ製が存在します。当然カーボンレールの方が軽くて価格も高いです。

カーボンレールのモデルは商品名の最後に「NACK」と付くものです。それ以外のレールはTRIOXと表記、または得に何も表記されていません。NACKの方が全体的に30g程軽量化され、強度も増しますが、価格も15,000円くらい高くなります。

この軽さと強度にどこまで求めるのかですが、これまでカーボンレールを使ってきた身としては別にTRIOXでも十分なのでは?というのが正直な所。お金を気にしないのであればNACKを買えばよいと思うのですが、コスパという観点からは圧倒的にTRIOXの方が良いかと。

どうやって選ぶ?プロロゴMy Ownシステム

溝やCPC、カーボンレールはポジショニングの方法や好みにもよりますが、やはりプロロゴサドルを比較して選ぶ際に、一番重要なのは「1. まずはサドルの曲面で見る」という所でしょう。自分の座骨に合うのはラウンド型なのか、セミラウンドなのか、フラットなのか。これを見極める必要があります。色々なサドルを乗ってこられた方ならある程度予想は付くかもしれませんが、初めてサドルを選ぶ人にとっては、本当にどれを選んでよいか分かりません。

私も現在使っているSMPブラスターを選ぶまで色々なSMPやフィジークサドルを試乗し、だいぶ時間かかて選びました。(結果ジャストフィットしたけど)。ホント自分の座骨によって合う合わないは変わるもので、全く合わないサドルを買ってしまうと、それはもう地獄で地獄で・・・。

本当は全種類で何キロも走って試すのがよいのでしょうが、現実的には難しい所です。

そんな時に是非役に立てて頂きたいのが、プロロゴMy Ownシステム

ゲル状の測定椅子に座り、様々なテストをし、数値を入力することで、自分に適切なサドルをコンピューターが割り出してくれます。

このプロロゴMy Ownシステムはバイシクルセオなど都内の大きなロードバイク専門店に提携店がいくつかあります。

または毎年11月に幕張メッセで行わるサイクルモードなどの出展ブースなどでもたまに計測をやっています。

え?・・・そんなの行く機会ないし、近くに店舗もないし、試乗もできないって?

そうですよね・・・

そんな時は・・・

中間であるセミラウンド形状の「ナゴ」から始めてみよう!

というのが個人的な見解です。

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プロロゴ ナゴ EVO PAS CPC -TIROX-買ったよ

私はその精神で「ナゴ EVO PAS CPC -TIROX-」を購入しました。

購入の決め手は
・セミラウンド型
・溝あり(PAS)
・CPC採用

やっぱCPC採用モデルを試したいし、ロングライドにも対応したいし。

ナゴを選んだのには一応理由があって、これまでフィジークやSMPなどのサドルを試乗した時、ラウンドすぎるサドルやフラットすぎるサドルはどうしても座骨が痛くなっていたのです。特にラウンドタイプの時の方が酷い。

現在乗っているSMPブラスターはちょうど中間に位置するようなサドルで、かなりフィットしています。この形状に最も近いのがナゴです。要は過去の遍歴からの選択。

「SMPブラスターのままでいいじゃん」ですと?

まぁ、そうなんですけどね。

やっぱサイクリストである以上、色々なサドルは試してみたいものですよ!

さぁ、果たしてナゴ EVO PAS CPC -TIROX-の乗り心地はいかに!?次回、プロロゴNAGO EVO PAS CPC -TIROX-のインプレをお楽しみに!!

2018/8/22インプレ記事追加

プロロゴ ナゴ EVO PAS CPC -TIROX-のインプレ記事を追加しました。

インプレはコチラから

 

 

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