前回のタイオガ Spyder TwinTail-2インプレその①に引き続き、今回はインプレその②実走編です。
やはりサドルは実際に乗ってみるまで分かりませんからね!
いざ人柱。
タイオガSpyder TwinTail-2(カーボンレール)の特徴や、初代からの進化について、前回の記事を読んでいないかたはまずインプレその①を読んで頂けると幸いです。
↓前回の記事↓
さようならプロロゴ サドル
これまで使っていたサドルはプロロゴ ナゴ EVO PAS CPC -TIROX-ですが、今日でしばらくとお別れです。
約1年間ありがとう。
ちょっとお股がシビれるサドルでしたが、良いサドルだったよ。しばらくタイオガを使うことになると思うので、いつか使うその日までごきげんよう。
サドル初期設定
まずは早速タイオガ Spyder TwinTail-2を装着。
まずは初期設定。
恐らくこれまでの経験上、水平にするよりも少し前傾くらいが私の場合ちょうどよい。
一旦このくらいで設置しておいて、あとは走りながら微調整してベストポジションを見つけていきます。
サドルは数ミリの設定で全然座り心地変わりますからね~・・・。
いつもの手賀沼へ
実走第一弾はいつもの手賀沼へ。
少し走りこんで、この日は往復で約50km程のテストライドとなりました。
にしてもだいぶ寒くなったなぁ~。
サドル装着後の外観はこんな感じ。
これまでSMPブラスターやプロロゴなど、結構”ガッチリ系”のサドルを使ってきた身としては若干違和感があるものの、私のロードバイクに「スパイダー感」が出た(笑)
このサドルは一応「ブラック」ではあるものの、実際はブラックというよりも濃いグレーといった印象です。
若干ロードバイクとの一体感に欠けるかもしれません。
乗り始め:意外と良いタイオガ Spyder TwinTail-2
乗り始めのインプレッションとしては
お・・・意外と良い。
である。
何がよいかって、予想よりも私のお尻にフィットするのと、意外とメッシュ部分の弾力があることです。
骨盤にフィット感
お尻へのフィットに感してはだいぶ個人差があるので、あくまでも私の場合という限定条件ですが、経常的にフラットだったプロロゴよりもちょっとSMP寄りの形状となっており、サドル後尾が少し上がっていることで私の骨盤をうまく包み込んでくれる寸法だ。
メッシュ部分の弾力性
意外とメッシュ部分の弾力性が効く。
サドルの外枠は硬い「高硬度グラスファイバー補強ナイロン」、メッシュ部分は少し柔軟性のある「エラストマー添加ナイロン」で構成されているのですが、これは体感レベルで分かる。
サドル外枠がたわんだり、しなったりすることはないのですが、少しメッシュの弾力性が効いているので、乗った瞬間に「硬い・・」だったり「しなる・・・」なんてことはありませんでした。
最初からベストポジションだった
いつもであれば乗りながらサドルの位置を調整しつつ、ベストポジションにもっていくのですが、今回は何と!!
最初の設定がベストポジションだった!!!
という奇跡的な状況になりました。
色々調整した結果、最初に取り付けた少し前傾となるこの位置が結果的にマイベストポジション。
うーん、これは私のサドル勘が鋭くなってきたということでしょうか・・・
いずれにせよこれは奇跡。
このままあと25km程走りこみます。
30km超えたあたりから違和感が・・・
股間の痺れはなかったのですが、走行距離30kmを超えたあたりから若干私のお尻に違和感が・・・
うーん、ちょっと座骨が痛いかも。
徐々に痛みが増してきて、40km超えたあたりからはずっと立ち漕ぎしてたいレベルに。
これは私の調整が悪かったのか、タイオガサドルの宿命なのか分かりませんが、フィット感はあるのに、お尻が擦れる・・・というようなイメージです。
これはタイオガサドルの滑りやすさが起因しているのかもしれません。
付属の滑り止めパッドがあるので、それを装着してみると少しは擦れが軽減できるものの、やはり若干の擦れる感はいなめない。
うーん、これはちょっと残念。
ただ、プロロゴの時にあたった股間の痺れが発生しなかったのは良かった。
これはプロロゴ ナゴ EVO PAS CPCがフラットなのに対し、Spyder TwinTail-2はややサドル後尾が上に上がっており、(私の場合は)やや前傾設置がベストポジションだったため、その分尿道を圧迫しないで済んだからだと思います。
軽いは正義?タイオガサドルのおすすめシチュエーション
もうこれは使い道が明らかです。
タイオガSpyder TwinTail-2(カーボンレール)の他を寄せ付けない利点、それは
圧倒的軽さ
今回タイオガSpyder TwinTail-2(カーボンサドル)の重量は実測124gとこれまで私が使用したサドルの中でも圧倒的な軽さを誇ります。
それを最大限活かせるシチュエーションは、ずばり
ヒルクライム
次点で25km以下のクリテリウム
です!!
もうタイオガSpyder TwinTail-2(カーボンサドル)はこの2つに特化したサドルといっても過言ではないかもしれません。
まずは軽さが正義のヒルクライム。
クリテリウムの距離を25km以下にしたのは、30km以上走るとお尻が痛くなるという個人的な体験からですが、人によってはもう少しいけるかもしれません。
またクリテリウムにおいては、よりペダリングの安定性が求められるため、もしタイオガのサドルを使って腰が安定しないという人は使わない方がよいかもしれません。
また、軽さが正義なので、正直カーボンレール(120g)以外のチタンレール(180g)やクロモリレール(190g)はあまり買う意味がないように思える。
残念ながら間違ってもロングライド向きのサドルではありませんタイオガSpyder TwinTail-2(カーボンサドル)。
これまでのおすすめサドルランキング
2016年から2019年にかけて次のサドルを試してきました。
SMPブラスター(カーボンレール)
そして今回のタイオガSpyder TwinTail-2(カーボンレール)
この中で私の個人的な順位をつけるとしたら下記のようになります。
ロングライド(120km以上)
1位:プロロゴ ナゴ EVO PAS CPC -TIROX-
2位:SMPブラスター(カーボンレール)
3位:SMPコンポジット
通常のトレーニング
1位:SMPブラスター(カーボンレール)
2位:プロロゴ ナゴ EVO PAS CPC -TIROX-
3位:SMPコンポジット
クリテリウムレース
1位:SMPブラスター(カーボンレール)
2位:タイオガSpyder TwinTail-2
3位:SMPコンポジット
ヒルクライム
1位:タイオガSpyder TwinTail-2
2位:SMPブラスター
3位:SMPコンポジット
といった具合です。
こうして見るとやはり圧倒的にSMPブラスター(カーボンレール)が私にフィットしているのか・・・。
まとめ:タイオガSpyder TwinTail-2はおすすめサドルか?
軽さを正義とする人には圧倒的おすすめ。
特にヒルクライムや走行距離25km以下のクリテリウムにはおすすめ。
ロングライドには向かない。
そんなサドルですタイオガSpyder TwinTail-2(カーボンレール)。
まだ50kmくらいしか走ってないので、これから少なくとも半年くらいは使ってみて、もっとメリットとデメリットを見つけられればと思います。
TAIOGA Spyder TwinTail 2(スパイダーツインテール2)の現在価格チェックはコチラから
※2019年10月時点、私が購入した価格は16,720円(税込)でした
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